GROWモデル(02)ゴール

GROWコーチングで非常によく使われる考え方の枠組み、GROWモデルを説明しています。

GRWOモデル (グローモデル)です。

GROW とは

Goal     ゴール    目標
Reality  リアリティ  現実
Options  オプション  行動案 (選択肢と行動案)
Will     ウィル    意志 (実行への具体的行動、意志)

です。

今回は、Goal ゴール 目標について。

問題解決やコーチング(を意識した流れで話)をしている際、

種々、困り事のような導入的な話があった後、

最初、1番目の話題としては、「目標」に関する話をするのが良いでしょう。

その際は、次のような点に気をつけると「良い」目標となります。

最終目標  最終的にどのようになりたいのか
達成目標  当面どのようになりたいのか、当面何を達成したいか

もしも、これが研修の受講に対するゴールだとすると

最終目標
 研修などなどを受けて、最終的に職場でどのようになりたいか、職場がどうなるのが理想か

達成目標
 研修を受講して、受講後にどうなっていたいのか

といった目標の建て方となります。

さらに、ウィットモアによると、良い目標は次を満たさなければならないと示しています。

具体的     Specific
計測可能    Measurable
合意した    Agreed
現実的     Realistic
段階設定された Time phased

ここまでは、頭文字を取って SMART と呼んでいます。

肯定表現    Positively stated
理解された   Understood
関連性ある   Relevant
倫理的な    Ethical

ここまでで、頭文字を取って PURE と呼んでいます。

さらに、

挑戦的な    Challenging
合法的な    Legal
環境に配慮した Environmentally sound
適切な     Appropriate
記録された   Recorded

これを、CLEAR と呼んでいます。

こういった事項を満たした目標が良い目標となります

GROWモデル(01)概要

GROWコーチングという言葉、かなり広まってきています。
研修なども受講された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日常的にもコーチングスキルを活用されている方も多いことでしょう。

コーチングでよく使われる質問の順番があります。
問題解決の枠組み、フレームワークと言っても良いでしょう。

それが、

GRWOモデル (グローモデル)です。

これは、ビジネス向けのコーチングの創始者と言われる、ジョン・ウィットモア氏が提唱した方法です。

GROW とは

Goal     ゴール    目標
Reality  リアリティ  現実
Options  オプション  行動案 (選択肢と行動案)
Will     ウィル    意志 (実行への具体的行動、意志)

です。

実は、この並びにも意味があります。

問題を考える、解決することにおいて、自分で考えたり他人(コーチ、関係者、同僚など)と話しながら(助言を得ながら)問題解決に取り組むと思います。

GROWの並びは、話す順番、質問する順番、も意味しています。

GROWの流れで話を進めると、問題解決に向けて話の蛇行があまりなく、短時間で良い解決への具体的な行動策が出てきます。

GROWモデル(03)現実

GROW問題解決の考え方の枠組み、GROWモデルを説明しています。

GRWOモデル (グローモデル)です。

GROW とは

Goal     ゴール    目標
Reality  リアリティ  現実
Options  オプション  行動案 (選択肢と行動案)
Will     ウィル    意志 (実行への具体的行動、意志)

です。

今回は、Reality リアリティ  現実について。

問題解決なども含めて、将来の夢、目標を語るとき、

 こんなこといいな、できたらいいな   と考えます。

そのまま終われば夢想家です。
そして、じゃあ今すぐに行動、が良いかというと、、、、そうではありません。
今の自分を振り返ることが重要です。

現実を探る視点としては、今の自分・自組織の

 能力  できること
 資源  できる環境  経験、時間、人脈、情報、お金、道具 など

が現実となります。
そして、以下も現実を捉える大切な視点です。

 感覚  感じていること
 感情  わき起こる思い
 態度  取り組み方

いくら能力や資源があっても、現状として何か軽んじている取り組みや態度があるのであれば、これが現実の重要な要素となります。

GROWモデル(04)選択肢

GROW問題解決の考え方の枠組み、GROWモデルを説明しています。

今回は、Options  オプション  行動案 (選択肢と行動案) について。

ここでは、現実と目標の差 問題 を解決するための

1.選択肢を数多く案出し

2.行動案を決めます

まずは、行動案の選択肢を数多く出すことを行います。

ばかばかしいと思えるような行動案も含めて、「数多く」出すのがポイントとなります。

予算や時間などの制限なども無く、解決に役立ちそうな案を数多く出します。

「制限や否定を外して」考えた行動案が出尽くしたら、そこで初めてそれぞれの行動案の長所・短所を考えます。

長所や短所を考慮し、選択理由を明確にして行動案を選択します。

これで、Optionsのフェーズが終わります。

GROWモデル(05)意志

GROW問題解決の考え方の枠組み、GROWモデルを説明しています。

今回は、Will ウィル 意志 (実行への具体的行動、意志) について。

グローモデル(GROW)、問題などの解決のために、目標を確認し、現実を見据えて、解決策を考えてきました。

残るは、、、、実行です。

本当に実行しますか??

何か行動策を考えても本当に実行するかどうかは、実は分かりません。

GROWモデルの最後のW、ここでは計画と意志を確認しています。

Wには多くの意味をかぶせています。

What, When, Who, Will 
何をするのか、いつするのか、だれがするのか、ほんとうにするのか

計画と意志を明確にすることによって、問題解決を「実行」することで、「実際に問題が解決される」ことを推し進めます。絵に描いた餅とならないようにします。

計画は 5W1H や 6W2H などで具体的にします。

さらには、本当にそれをするのか、の 意志 を確認します。

対策は出したけど、計画も立てたけど、他人事。

そんな人をみかけたことはありませんか。
そんな行動をとったことは無いでしょうか。

私の問題を私が解決する。

私で手が足りなかったら、協力して解決する。

私が「やる」と言うと、解決が始まります。
そのための計画を立てます。
そのために、ゴールと現状を分析します。

みんなの問題で有れば、みんなが「自分でやる」ように意志を持つことが必要です。