ジーシフト[株式会社 グローバル・シフト・コミュニケーション]

2011年9月1日 

 

基礎知識 心理学・脳


セロトニン(serotonin)

1.セロトニンとは


1.セロトニンとは


憂鬱な、うっとおしいと思う時が、たまにあったりします。
朝起きて、「なんだか、まだ鬱陶しいなぁ」なんてこともあります。
うっとうしいと、人としゃべるのもいやになったりします。

そんなことは、ないですか?

仕事中にこんな気分になると、コミュニケーションどころではありませんね。
こんなことが続いてしまうと、軽い鬱になったりします。

こんな時には、「セロトニン神経」が弱っているかもしれません。

医学的に見ると、鬱病の人はセロトニン神経が衰弱しているとの結果が出ているということです。(直接計測できないので、かなり強い仮説という意味ですが)
また、最近の切れる子供もセロトニン神経が弱っているということです。

セロトニン神経を鍛えるには、
1.何かのリズム運動を1日20分くらい(ちょっとしたジョギング、座禅等呼吸法、水泳 等)
2.毎日継続 3ヶ月くらいは、、、できれば生活習慣に。
3.太陽光を浴びる
4.バナナ、大豆食品+炭水化物を摂る
ということが効果があるようです。

鬱病の対処法としてセロトニン神経を鍛える(神経伝達物質としてのセロトニンを多く生成する体にする)という方法もあります。また、鬱病の治療薬としてSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬:一言で言うと神経間のセロトニンの濃度調節薬です)も、多少有名になりました。
もっと軽い症状で考えると、うっとうしい状態で気晴らしするのは、運動、ハーブ、映画を見る、音楽を聴く 等でも良いかもしれません。
それでも、壁にぶつかるときはあるでしょう。
セロトニン神経を鍛えておくと、あまり壁にぶつからないかもしれません。引きこもりのお坊さんというのはあまり聞いたことがありませんね。

さて、セロトニン神経を鍛えておいた方が、結果として鬱にもならず、コミュニケーションがとれる人になれるようです。
さらに、この状態の方がやる気になります。
また、快いコミュニケーションで、結果としてやる気・自律性を促進させる方法もあります。
(正確に言いますと、神経伝達物質を調整するコミュニケーションの方法)
こういったコミュニケーションを皆が行えるようになると、組織はやる気がみなぎってくるでしょう。

ちなみに、神経伝達物質は、セロトニンだけではありません。ノルアドレナリン、アセチルコリンという物質もあります。

脳科学を追求しようとしている訳ではありません。
コミュニケーション、ファシリテーション、問題解決等の人々の活動には脳の活動が密接に関係しています。
これを無視しないで有効に使うのが良いと考えています。



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