ファシリテーターとなるために必要な技術、考え方を説明しています。
次は、 『 合意形成 』 の技術です。
「合意」を広辞苑で見てみましょう。
合意 意志が一致すること。
シンプルですね。では「意志」とは。
意志 物事をなしとげようとする、積極的な志
ちなみに、
意思 考え。おもい。 です。
合意形成とは、「 積極的に物事を成し遂げようとする志を形作ること 」
となるでしょうか。
さて、ファシリテーションの基本的な流れにも合意はあります。
プロセス進行上の合意。
それと同時にそこまでの内容への合意。
さて、ここで掲げた合意形成の技術とは何でしょうか。
それは、
志をはっきりさせ、違いを越えて創造的に志を形作る流れを作る技術
ということのように考えられます。
もう少しシンプルな表現もあるでしょう。(少し、広辞苑的な表現になりました)
この中には、事実の認識、違いの認識、信頼感の醸成などなどの技術と具体化されてきます。
小さく捉えると、ファシリテーションプロセスの整理の段階におけるやり方とも言えます。
大きく捉えると、多人数で難しい内容を長期に合意を図るような流れとも言えます。
さて、合意形成やファシリテーションなど技術のように見えるコミュニケーションは、使う人の考え方や姿勢が問われます。
技術・道具を使うには良い心構えが必要なのかもしれません。
ナイフを使うにはナイフを使うなりの心構え。合意形成であれば、人の志を形作るという心構えがある方が良いでしょう。