ジーシフトのブログです。
基礎知識やお知らせなど、いろいろと投稿していきます。
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令和3年 辛丑(かのとうし)の年となりました。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
本年、辛丑(かのとうし)は、新しく物事が始まる変化の歳とされています。
コロナ禍での大変な年の初めではございますが、皆様がご無事で発展されますよう祈念いたします。
株式会社ジーシフト 彦田友治 彦田美香子
今日、クローズアップ現代+で、「大人のいじめ」を特集していました。
神戸の小学校の件や介護の現場でもいじめは頻発していると報道されています。
多忙が一つの要因とされており、多忙によるストレスからいじめが多発しやすいということでした。
確かに多忙は重要な一つの要因だと考えられます。番組の終盤で正社員の店長とアルバイトのスタッフ達でたくさんの業務の押し付け合いもあるというコメントがされていました。
そして、業務量が過多の場合も含めた対策としては、まず窓口に相談、というものでした。
間違いではなく、緊急避難として、対処療法としては正しい対策でしょう。
大切なのは、その後緊急避難以外の根本に迫る対策ができるかというところにかかっています。
業務量も含めて、心に余裕を持てる状況ができないといじめが多発する状況は改善しないと考えられます。
では業務量を単純に減らせば良いか、どうかは、当事者の方々の知恵が必要なところとなります。
ハラスメントが起こる状況の問題の根っこの探究ですね。
軽々と問題の根っこはこれです、とはなりません。
もう1点、多忙な状況でいじめをする人もいれば、しない人もいます。
元気を無くしていく人もいれば、そこそこ元気な人もいます。
多分、多忙なのはいじめの起こるきっかけで、いじめを行ってしまったところに焦点を当てるのが良いと考えられます。
いじめを起こさないという「してはならない」は踏まえておいて、「望ましい職場」のあり方を共に思い描いて浸透させて、いじめが起こりにくくなる方が良いアプローチだと考えます。
ビジョンアプローチです。
望ましい職場、どのようなものでしょうか。
自分たちで見いだして、言葉にしないとあまり意味がありませんが、お互いの「尊重」は大切でしょう。
もしも「尊重」などの望ましい状況における考え方と、「尊重」に沿った行動様式を皆ですり合わせていけたならば、組織としてはハラスメントが起こりにくくなるでしょう。
このような活動は、その組織の多くの人が携わると考えられるので、コトを進めるにはパワーも必要でやり方に工夫も必要となるでしょう。
このように、環境を変化させてでハラスメントが起こりにくくする外側からのアプローチ方法がありますが、これだけでは難しい場合もあります。
それは、いじめる側の「悪意」と「心の傷」です。
「心の傷」は、例えば小さな頃いじめられた経験のある人は、されたことをしてしまう、いじめてしまうことがあります。
この場合は、本格的にはカウンセリングの領域になってしまいます。
「悪意」も「心の傷」も、望ましい行動様式へと組織が変わってくると、多少は軽減される可能性もあるでしょう。
いじめる人の心や行動へのこだわりが見えるとさらに別の対応ができるでしょう。
いじめ、ハラスメントは大なり小なり人権侵害と考えられます。
神戸のような状況になったら、処罰や懲戒、いじめを受けた人は避難も重要です。
しかしこれだけでは、職場の風土や関わりはそのままかもしれません。
起こらなくするような衆知を集めることと、多くの人がセルフコントロールができれば、いじめられることも、いじめることも少なくなってくるでしょう。
古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第五四弾、易経から
君子は其の身を安くして後動き、其の心を易くして後語り、其の交わりを定めて後求む。
優秀なリーダー(君子)の3条件、味方を増やす3条件です。
1.自分の身を安全にしてから動く
2.心を落ち着かせ良く考えてから、判りやすい言葉で語る
3.誠意あるやりとり(交流)ができてから、自分のして欲しいことを求める
今でも十分に通じる話ですね。
易経で、これに続く話は、なぜかというところです。
この時代のリーダーは、戦争や領主としての民や兵の統率・リーダーシップが語られています。
その色合いもあり、、、、
・リーダーの身が危ういままだと誰も味方しない
・心が落ち着かず、相手を恐れたり疑ったりして話すと相手は応えない
・心の交流なしに相手に要求しても相手は応えない
こう続きます。
言い換えると
・無謀、危険過ぎると誰もついて行けない
・感情にまかせる、疑いすぎる、思いつき、判らない言動では相手が応えられない
・信頼の構築無しに要望・命令しても、相手は思った行動や応答をしない
こんなところです。
リーダーとしては、自分に共鳴して動いてもらえる味方が一人でも多い方が目的・目標に近づきます。
新年を迎えると、今年の活動のコンセプトが語られることがます。
皆さんも、今年の一字といった形で思い描いたのでは無いでしょうか。
わたくしどもの今年の一字は
幾
です。
幾千(いくせん)幾万(いくまん)の「いく」、です。
「き」とも読みます。
この字には、もともと糸飾りのついた戈(ほこ)を指し、あやしいものを調べ問いただすという意味を持っていたとのことです。
数が多い
きざし
かすか
といった意味から、
「大きく広がる未来、大いなる未来」
「かすかな種・可能性」
という思いを込めております。
ジーシフトは「役を立てる」という造語をコンセプトとしております。
この言葉に託して、皆様の役割・個性・可能性が発揮されることを大切にしております。
その上で、
組織風土の形成や探究
組織の伝統を受け継ぎ変化に対応する自分の強みを活かした働き方の実現
人やコトとの関わりを大切にしコンプライアンスを遵守する人財の育成
など、総合的な人財と組織のサポートに一層精進して参ります。
皆様の創造性、想像力、活用力、行動力、協創、主体性、尊重する心などの向上に
向けた学びの機会を創って参ります。
幾久しく、皆様のお役に立つことができればうれしいです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。