サーバントリーダーシップ(17)育む(気づき)

サーバントリーダーに見られる特性を伸ばす。

特性に着目して、伸ばす方法について触れて行きます。

今回は、気づき について。

「盲点」といった言葉があります。

人の見落としがちなところ、という意味です。

見落とす、見落としがちということは、見落としていない、気づいている人もいます。

では、気づくためにはどうすれば良いか

考え方としては、例えばラジオを考えてみましょう。

放送を聞くには、

  アンテナを広げて設置する。

  ラジオをチューニングする

これで放送が聴けます。最近は性能の良いアンテナでチューニングも全部自動だったりします。

私が中学校の頃は、BCLなんて流行っていました。(現在では死語でしょう)
世界中の短波放送を日本で聞いてわくわくしたものです。
このとき設置したアンテナは、ちょっと長めに張って20メートルくらい渡していました。
ラジオもそのままだと「ザー」という音だけです。

微弱な電波を大きなアンテナで受け止めて、ダイヤルを回してチューニングします。
最近では、小さな強力なアンテナで、自動的にぴったり受信します。

話を戻しましょう。

見落としがちな人は、気づきのアンテナの性能を良くしなければなりません。
また、気づきの対象を拾うことができるようチューニングをしなければなりません。

アンテナとチューニング、磨くことができます。

例えば、1点をずっと観察する練習、そして1点だけではなく全体を同時に観察する練習。

対象は何であれ、このような練習をすると気づきの力は高くなってきます。