交流分析で、その時の心の状態を捉えたいと考えたとき、「エゴグラム」というトツールを使う場合が多くあります。
エゴグラムは交流分析の創始者であるエリックバーンの弟子である、ジョン・デュセイが考案し日本人に合うように調整された心の状態の分析法となります。
エゴは、自我、自分自身に対する観念、感じ方です。
そして、グラムが図です。
ということで、自分の心を図で表すツール、分析法です。
図で表すには、その元となるデータが必要です。
元となるデータは、いくつかの質問に応えることによって導かれます。
ここで、質問の設定の仕方や、何を目的にどのようなエゴグラムをとるかによって、エゴグラムでも種類が分かれてきます。
種類は分かれるのですが、大枠としては以下のようになります。
・質問に答えることで、5つの心の状態の点数を算出する
・5つの心の状態とは
CP 厳しさ
NP 思いやり
A 合理性
FC 自由・のびのび
AC 協調・協力
・どの状態が善い/悪いというものでは無い
・心の状態の点数が高いと心の状況の高さを表現し、点数が低い場合は
その状況(エネルギー)が低いことを表す
例えば、CPが高い時は価値づけたり決めつけたりすることが多い、
低いと決めることをするエネルギーが低い状態を表す。
エゴグラムを体験すると、心の状態が図で示されます。
どういった図だと、どういった心の状態・性格なのか非常に気になるところです。
その前に、5つの心の状態について解説を続けてみましょう。