板書では当然ながら文字を書きます。
文字の大きさ、太さ、色はどのように使い分けていますか。
文字の大きさや太さ等は、以下のような点に気をつけてみてはいかがでしょうか。
文字の大きさ
板書を見る方は何人ですか?
もしくは、会議、研修、ワークショップ、状況に応じて大きさを考えてください。
どの大きさが正解ということはありません。
会議の場合は、「会議内容が共有できる」大きさであれば結構です。
研修の場合は、「研修時に発した言葉・キーワード」が判る大きさかもしれません。
文字の太さ
太くて大きい文字の方が視認性が高まります。
但し、多量の文字は書けません。
また、筆記具の細い・太い、丸芯・角芯によって太さが変わります。
良い板書を意識するのであれば、筆記具に応じた書きぶりを試すのも良いでしょう。
文字の色
板書と言うと、ホワイトボードが多いのではないでしょうか。
以下、ホワイトボードに話しを限ります。
ホワイトボードマーカーというと、色数が少ないです。
黒、青、赤 ・・・ ここまではあるかもしれません。
緑 ・・・ これは少なくなるかも
橙 ・・・ ここまであるのは稀です。
上記で5色です。ブラックボードマーカーですと、非常にバリエーションがあります。
但し、ホワイトボードイレイザでは消せない顔料が多いです。
5色で、極太と太いホワイトボードマーカーを用意した方が、良い板書ができるでしょう。
また、色の使い分けの一例です。
①列記、箇条書きが多い時
黒 ・・・・ タイトル
青 ・・・・ 内容
赤 ・・・・ 重要な点のライン、囲み、注記
緑 ・・・・ 線、弱めの注記
橙 ・・・・ 赤よりも軽い内容のポイントのライン、囲み、注記
注 青、緑、橙は 顔料によっては、見えづらいです。
ペンの種類によって変えた方が良いでしょう。
②情報が数種類(例 3種類)の時
黒 ・・・・ 1種類目の内容
青 ・・・・ 2種類目
赤 ・・・・ 3種類目
緑 ・・・・ ラインや、マーク
橙 ・・・・ ライン、重要点(①の赤ペンの位置づけ)
③タイムライン
黒 ・・・・ 時間軸や基準
青 ・・・・ 内容
④SWOT図
黒 ・・・・ タイトル
青 ・・・・ 内容
緑 ・・・・ SWOTのライン
(線を注視させない使い方)
例えば以上のようです。
この例では、青で内容を書いています。これは、黒を使っても構いません。
黒がどちらかと言うと、確定されている内容に見えるようですので、青を使っています。
綺麗な文字
板書で字をきれいに書けない。
私も悩んでいるところです。
対策としては、例えば以下です。
量をこなす(書く機会を意識的に持つ)
判りやすい文字を書く練習をする(例 「六度法」はお勧めです)
硬筆でなく、軟筆で書く機会を持つ(筆などですね。お正月にも役立ちそうです)
上記は踏まえますが、まずは 「聞きながらキーワードをすくい上げる」 ことができるようになるのが重要です。