ブログの更新も間隔が空きましたね。
あっという間に4月です。
今日は、学びにとって大切な「経験」について。
経験を重ねると、
「より良くしよう」とか
「こうやったら効率的」とか
「この段取りが良い」などなど判ってきます。
それで、次へと活かしてゆくのですが、落とし穴もあります。
「経験しか信じない」ことです。
言い様をちょっと極端にしたのですが、過去の経験にとても重きをおくという位で捉えても良いでしょう。
こうなると、どうなるか。。。。
逆に、達人は経験をどう見ているか、ちょっと考えてみても面白いかもしれません。
この4月、大学の入学式も数多くありました。
そんな中、「いいね」が、なんと1.9万にも達した入学式の式辞があります。
東京造形大学の入学式での、諏訪学長の式辞です。
諏訪学長の式辞、全文が出ていますので興味のある方はどうぞ。≪こちらです≫
いろいろなものでも経験を積むとそれなりに知恵がついてきます。
反面、経験にとらわれることもあります。
諏訪学長は、式辞の中で自身の学生時代からの映画制作のことに触れて「経験の牢屋」にとらわれて飛躍ができなくなったことを語っています。
そして、大学での学びが知識だけではなく、「自分が自分で考えるという、人間の自由を追求する営み」への学びができる可能性に触れています。これを、大学ではだれもしらない価値を探究する自由があるとも言っています。
造形という創造を行う大学です。
創造するには、自分で考え探究することだ、その自由がこの大学にはある、ということも語っていました。
さて、企業人でも大いに参考になるのではないでしょうか。
優れた人は、経験を活かすけど、経験にとらわれすぎないようにも思えます。
ちょっと話しは違いますが、物事をフレームワークに合わせると効率的に進むけど、フレームワーク以外のことは欠落してしまうことにも似ているようです。
フレームワークが経験のところですね。
活かすけどとらわれすぎない、いつまでも子供の心でいる。。。ようにありたいですね。