大人のまなび(08)自分らしさ

大人の学び大人のまなび、今回は「自分らしさ」ことについて。

「らしさ」とは、特性・特徴・個性 ということです。

心理学者のマズローは、人が生きる・活動する欲求には、5種類あって、段階的になっていると説いています。

後年、他の人によって「マズローの欲求5段階説」としてまとめられています。

この欲求段階説では、人間は、まずは「食べる」などの生理的な欲求があり、様々な欲求が満たされてくると自己実現したいという欲求が表れると説かれています。

自己実現、何だか難しい言葉ですね。

自己実現 広辞苑では、

 自分の中にひそむ可能性を自分で見つけ、十分に発揮していくこと。また、それへの欲求。

とあります。

言い換えると、マズローは「自分の中にある、可能性、創造性といったところを見つけて発揮するようになってくる」

のが人間であると説いています。

自分は、事務計算よりも開発の方が好きだ、とか

開発は好きなんだけど、苦手と思っていた営業が実は得意だった、とか

個々人の可能性・創造性を発揮できる分野は、ひとそれぞれです。

そして、可能性・創造性を発揮できていればいるほど、「その人らしい」その人の特徴が良く表れている、ということになります。

さて子供の頃はいざ知らず、大人になってから、知ってか知らず知らずか仕事に就くことになります。

就職かもしれませんし、自営かもしれません、子供を立派に育てるとか、永久就職もあるでしょう。

どのような仕事で、どのような職務につくかは判りません。

しかし、どのような職務であったとしても、『自分の可能性・創造性を見つけて伸ばす』よう心がけると、自分も満足し、成果も出てくることとなります。

自分にとっては、自分らしさを意識して今のチャンスを全うして自分の可能性を広げて、結果を出す。

上司にとっては、部下の可能性、部下らしさを見つけて伸ばすチャンスをつくり、結果を促す。

今負っている役割の中で「自分らしいとは何か」を考えてみる。

つまり自分の創造性の実績を理解して可能性を思い描くと、大人としてどのように学び向上して行こうか思いを巡らすようになります。

自分らしさを考えることは、自分の学び、大人のまなびになると考えます。