バランススコアカード(03)視点の洗い出し

BSCバランススコアカード構築の第2ステップは、
「重要成功要因分析による視点の洗い出し」です。

バランススコアカードを聞いたことがある方は、以下の言葉を耳にされたこともあると思います。

財務の視点
顧客の視点
業務プロセスの視点
人材と変革の視点

バランススコアカードは、この4つの視点で考えると通常は言われています。
通常はということは、実は4個でこの内容に縛られる必要はありません。
例えば、「財務の視点」ではなく行政ですと「生活環境の視点」とか、「顧客の視点」でなく「住民の視点」とか、またはグループ企業を持っている会社であれば「関連会社の視点」が加わるかもしれません。

上記の4視点は、だいだいこの内容であればどこでも当てはまる可能性が高いというものと考えられます。

さて、この視点の内容と個数を導き出すのに、重要成功要因(CSF:Critical Success Factors)を洗い出します。

これは、第1ステップで決めた、「ビジョン」を「戦略を通して実現する」には、「こんな考え方の成功が重要だ」という項目を洗い出します。

その結果が「財務の視点」といった言葉になります。
従って、まずは「利益」等の身近で具体的な言葉が出ると思います。これをグルーピングできるような言葉にします。

さて、ここでの会議は名付けるとするならば、以下の感じになります。
(A-C,Dは会議体の通番です。C までは、トラックバック等で以前の記事を参照下さいね。)
D.CSF分析による視点検討会議

そして、アウトプットは、
d-1.当社(当組織)のBSCで採用する視点
d-2.戦略目標候補
です。

と言うことで、バランススコアカード解説のチャレンジは続きます。

補足
BSCでも、TOC、システムシンキングでも相関関係を示す図が出てきます。特性があります。ここもいつか解説できればと考えています。

2016年6月16日 | カテゴリー :