成功が循環するマネジメント(03)看護マネジメントの成功循環

「成功循環モデル」は、組織活動が成功し継続するモデルです。

様々な組織活動に活用ができます。

昨年2015年の話になりますが、看護管理者向けの専門誌で、組織の成功循環モデルを取り入れた看護管理のマネジメントについて4回連載をさせていただきました。
日総研出版の 「継続看護時代の外来看護」の夏号から4回となります。
ご興味のある方は、ご覧下さい。

成功循環モデルでは、関係の質を出発点として、

「関係」→「思考」→「行動」→「結果」の順で取り組みを進めると良い結果が出るというモデルです。

これとは逆に、現在出た「結果」(たいがい悪い結果)を見て、「『行動』を直せ」というアプローチは最悪の循環となります。

「関係」の質の見直し、「思考」の質の見直し、「行動」の質の見直しと続くようにマネジメントすると良い循環となり、徐々に良い結果となってきます。

また、マネジメントにおいては、人財育成やサービス提供の視点、会社であれば財務の視点、病院の場合は患者の方の受けたサービスの視点との相関関係も大切になってきます。

マネジメントにおける施策の要因や相関関係はBSC(バランススコアカード)によって、分析や立案、実施がなされます。

話は少し飛びますが、マネジメントサイクルについては成功循環モデル、利益やサービス提供における施策の相関関係はBSCを利用して業務をチェックすることで日々のマネジメントと提供業務の質の向上につながってきます。

今回は、看護のマネジメントモデルということで、私どもの看護の現場におけるマネジメントの5年の支援を元にして、看護の業務のBSCと成功循環モデルについて連載をさせていただきました。

企業経営上のマネジメントも同様の方法で取り組むことで業務の成果(結果の質)が高まることが期待できます。