メンタリングの話題、第6弾です。
メンタリングでは、提案やアドバイスなどを行う事で、後輩・部下が自立・自律するための支援を行います。
つまり、自主性が湧き出るようにして自分から動くように促します。
では、メンター (上司や先輩)は、どのようにして自主性が湧き出るようにするのでしょうか。
行動を起こすきっかけは、「動機」です。
そして、「動機づけ」には、2種類あります。(もっと多く分類される場合もあります)
内発的動機づけ
自分の内面に湧き起こった行動への要因
好奇心、関心、信念など
外発的動機づけ
人為的な外部からの刺激による行動への要因
義務、賞罰など
自主性が高まり、成長が促されるのは「内発的動機づけ」です。
メンターは、内発的な動機づけができるように支援することで自主性を高めていきます。
また、外発的な動機づけを一切使わないのではありません。
傍目から見ても判る外発的な動機づけだけに偏るのではなく、相手の内面に湧き起こる行動への要因を大切にするようにします。
では、内発的動機づけを高めるにはどうすれば良いでしょうか。
それは、内発的動機づけの説明に表れています。
例えば、「好奇心」を判ってあげる、ということになります。
さらに、「好奇心」を判ってあげるには、と続きます。
自主性が湧き出る動機づけ、としました。
自主性を「引き出す」という言葉を使うこともありますが、「引き出す」はいかにも上位者・権力者が外部から操作することを意味するようです。
上司が「引き出す」と、部下から「湧き出る」、言葉遣いに注意を払っても良いかもしれません。
同じ意味だと感じるようであれば、ちょっと立ち止まって何が違うのかを感じてみましょう。