組織の習い性(04)許可

組織の習い性組織の習い性4回目です。

社内で、「・・・しても良いですか?」といった言葉、耳にすると思います。

許可の問い合わせですね。
良くある話です。

しかし、『非常に多く』許可の問い合わせが行き交うチーム・組織とはどのような状態でしょうか。

許可を得なければ、もしくは事を起こすのに誰かに責任を負ってもらうことを証明してもらわないと動けない状態が想像できます。

これは、裁量が狭い状態、さらには上長などの職務権力が高圧的な可能性が大きい状態です。

いわゆる「上意下達の習い性」です。

ちなみに、何度もコメントしますが、上意下達が悪いわけではありません。

「上意下達などで『抑圧』されている時の習い性」がより正確な表現でしょう。

こうなると、

メンバーの裁量や動きが許可を得ないと動けないので、動きが遅くなる狭くなる
  ↓
組織が動きが制限される
  ↓
会社の動きが遅くなる、制限される。

といった構図になってきます。

こんな時は、どうすれば良いでしょうか。

「いいよ」 とか 「イイね!」 と言ってみて下さい。
許可をどんどん与える訳です。
当然許可する責任は負うことを意識して下さい。

さらに進むと、「許可をとらずにどんどんやれ」とするのが良いでしょう。
但し、メンバーが自分の職務範囲でやることについてです。
職務範囲を逸脱しそうな、した場合は、、、、上長の腹のくくり方次第です。

さらに改善の状態を進めるには、、、、その時は考えてみて下さい。
すでに許可も出して、腹もくくっていると思います。いろいろな道があることでしょう。