ファシリテーション(32)ファシリテーターを例える

ファシリテーションの研修、ワークショップを体験すると、ファシリテーターの役割に戸惑いを覚える人が多くいらっしゃいます。

それでも、一歩引いた位置で、場や人の支援と促進を体感すると、

 「なじめなかったやり方・考え方が判ってき始めている」

といった気づきに繋がります。

ファシリテーションを初めて学ぶ体験する方にとっては、文字情報だけだと伝わりづらいことが多くありますが、「こんな人」と言えば少しは判りやすいかもしれません。

ファシリテーターとは、例えば、

・長老のように全体を見守って必要最低限の時だけ何かする
・黒子のように普段は隠れているが準備万端整える
・宴会部長のように人が盛り上がる、宴会が進むのをサポートする

ような側面があります。
こんな例えもあります。

・ライフセーバーのようにじっと黙って見ていて、いざというときは頼りになる
・砂場で遊ぶ子どものお母さんのように、優しく見守って、その子に危険が無いようにする

ファシリテーターでは無い動きとしては、

・自分で言ってまとめる議長
・何もしないでずっと傍観している監督者

のような例えが挙げられます。

ファシリテーターの立ち位置、例え、考えてみると面白いと思います。