古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第二十八弾、老子から
大道廃れて、安(ここ)に仁義あり。
大いなる道が廃れだして、それから仁義が説かれるようになった。
何かが廃れ始めると、それを補うように出始める言葉や物事があるようです。
孝行息子に慈しみ深い親が出てき始めたのは、家族が不和になったからだ、と老子でも続けて説いています。
組織やチームで、会社の鏡のようだといった英雄や、XXが大切だ(品質とかスピードとか)とされている事柄があるかもしれません。
もしかしたら、それは何かが廃れだしている「あらわれ」の可能性もあります。
あらわれているものに焦点を当てるのも良いのですが、何が廃れているのかを考え抜くことも進歩へのきっかけになるかもしれません。