かかわりの7回目です。
便利になるとうれしいものです。
毎年毎年便利な道具や便利な機能が出てきます。
しかし、便利になると失うものもたくさんあります。
車を使うと失うもの、道草、運動、景色 まだあるかもしれません。
メールを使うと失うもの、言葉がけ、気配り これもまだあるかもしれません。
メールを使っても言葉がけしている、、、0にはなりませんが機会少なくなってきます。
気配りもしています。いるつもりです。なのですが、メールの利点は自分の都合の良い時に出せて相手も都合の良い時に読める点です。自分が都合を合わせる機会と相手の都合を慮る機会が減ります。
不思議なもので、機会が減ると練度が下がります。
その便利なもの、何が便利になったでしょうか。
それと引き替えに、何の機会が減ったでしょうか。
便利とは楽も意味します。楽はずぼらにも通じます。
かかわりが減ってしまう便利なもの、意識してみると良いかもしれません。
これ以上かかわりが減ると、そのものと向き合う機会も減ります。
逆に、便利さと失うものを意識化できていれば、便利さのメリットを享受しつつ、そのものと大切に向き合うことができます。
先日、祖母の33回忌がありました。
電話でおばあちゃんの33回忌だねと連絡があり、お線香を贈ることにしました。
お手紙付きです。
そしてお手紙を書くと、、、、おばあちゃんの名前を忘れていたのです。
はや痴呆症では、、、、というオチでも良いのですが、電話なりなんなりの便利なことにかまけて「かかわり」が薄くなっていたなと反省することしきりでした。
便利になっても大切なものに向き合う。
かかわりは大切なものと感じています。
いろいろなかかわりを通して、いろいろなものと向き合うことに注意を向けてみます。
自分でも、祖母でも、仕事でも、景色でも良いかもしれません。