かかわりの10回目です。
無縁社会という言葉が流行りました。
流行るだけで止むのであれば良いのですが、その勢いは増しているようです。
隣の人がいつの間にか亡くなっている、独居死もしばしば取り上げられてきています。
私は元気です。
良かった、今日も元気で。
こもっていると、元気かさえも判りません。
AC と聞いて、知らない人を探す方が難しいかもしれません。
「こだまでしょうか」「ぽぽぽぽーん」など、印象に残っています。
ACの今年2011年の九州地域のキャンペーンをご存知でしょうか。
大分県は国東半島(くにさき)のある町では、朝になると黄色の旗が掲げられると言うことです。
毎日です。
国民の祝日の国旗のように、横断歩道の交通のおばさんが持っているような黄色の旗が掲げられます。
今日も元気です。 旗はそう言っているそうです。
旗が出ていないと、近所から「どうしたの」と声がかかります。
登下校の子どもも気をつけて見ています。
子どもから声をかけようとしてもらって、わざと旗を出さない人もいるとか。
企画したのは、地元の社会福祉協議会の方です。
こんな田舎での独居死があるほど、かかわりが薄くなってきた危機感からです。
表面的には独居老人への対応なのですが、意図したのは
人と人をつなぐこと
コミュニケーションをすること
へのきっかけづくりとのことです。
ちょっとした、無理の無いやり方で、かかわりを紡ぎだすきっかけになります。
幾重にも紡がれたその絨毯は、きっと暖かいことでしょう。