ビジョン共有ワークショップの実施パターンを解説してみます。
実際には、各現場の環境、ゴール等を踏まえてプロセスを設計することにご留意下さい。
良くある、日程・人数・ゴール(おおよその)パターンで解説します。
(ワークショップが判りづらければ、会議とご理解下さい)
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ビジョン共有ワークショップ 実施パターン1 【グループで共有】
【人数】 : 5~10人程度(同一組織、1グループ編成)
【目標】 : ビジョン(思い)の共有
【日程】 1日
【ステップ例】
① 目標や前提条件、感情の共有
② 目標に向けた議論、信頼関係を築いた率直な意見交換
③ 合意の上でのとりまとめ
④ 合意内容の確認
【役割】
ファシリテーター、 書記、 タイムキーパー、 メンバー
【アウトプット】
特に無い場合も多い
ステップ④の板書内容をアウトプットとしても良い
【適用例】
事業ビジョンの共有
プロジェクト目標の共有
問題の共有
【コメント】
ビジョンや問題点を少人数で共有は、1日で達成できることが多いです。
ワークショップ(会議)の主催者による、ゴールとプロセスの設計が必要です。
ファシリテーターを始め、それぞれの役割を果たすという周知が必要となります。
ファシリテーターの方は、発言しやすい場づくりやプロセスの促進、合意のサポート等を行います。
各役割はそのままの名称で役割分担しなくても結構です。例えば、ファシリテーターの役割はファシリテーターと名乗らないでリーダーの方が行っても構いません。チーム状況や目的に応じてアレンジしてください。
ビジョン共有のみを行う場合は少ないです。ビジョン共有をきっかけとしてPDCAサイクルを回したり、コミュニケーションを深めるしかけを作る等の外側のプロセス設計も必要となります。
グループの信頼関係が深く無い場合や、ビジョンの本質をとことん突き詰める場合はさらに時間がかかることも多いです。
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ということで、ビジョン共有の方法について、解説してゆきます。
上記は、1日の場合でした。2時間の会議なら2時間なりの、半日なら半日なりの成果が出てきます。
また、皆が納得するといった深いゴールや大きなテーマのゴール、大人数等々の場合は、やはり時間が必要となります。
まずは、気軽に自分のチームの目標を共有する時間を持ってみてはいかがでしょうか。