今回は、ビジョン共有の実践例のご紹介です。
ビジョンの共有、もしくは、多くの人の思いが一つの方向性となるには、
話し合い・対話 が非常に重要です。
そして、ビジョン共有の流れの中で、「方向が絞られてくる」といった感じになる時がやってきます。
方向が絞られる感じがし始めたら、「方向を目に見える形にする」のも非常に良い道具となります。
画像は、ビジョン共有の研修の成果のひとつです。
組織のビジョンについての対話を重ねた上で、10人以上の方で一つの絵を描いてみました。
絵の内容を後で伺うと、様々な思いや未来を表現して、他の人や組織・会社と関わりながら成長する物語が見事に描き出されました。
様々な絵で「こんな方向性」「今、過去、未来こんな状態」ということが表現されています。
お互いの描いたものが関連づけられてさらに共感や思いが共有されます。
絵を描くことだけが最終目標ではありません。
思いを一つにしつつ、組織としての行動策、行動計画を考えるバックボーンとして次に進んでゆきました。
いきなり絵を描いても思いは一つになりません。
しかし、思いを共有するシナリオの一部として絵を描くことは非常に有効です。
行動策は忘れても、絵は忘れません(長期間憶えています)。マインドマップでテキストは忘れても、センターイメージや全体の枝ぶりを憶えているのと似ているかもしれません。
事業計画と思いの共有結果としての絵があると、絵や絵にまつわる感動、話し合いのが思い出されて、目的・目標に沿った行動を助けます。
ビジョン共有、話し合いに絵を描くことを導入してみてはいかがでしょうか。