アイスブレイクという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
言葉通りに解釈すると、氷を壊すということですね。
これから転じて、氷のようになった雰囲気を壊すコト、壊す動きをアイスブレイク(アイスブレーキング)と言います。
重い雰囲気の会議のはじめで、誰かが軽い冗談を言うと場が和むことがあると思います。
これがまさにアイスブレイクと表現しても良いと思います。
さらに言いますと、落語の枕ですとか、漫才の冒頭部分、ビジネスの会話での本題までの話題これら全てアイスブレイクと表現しても良いかもしれません。
本題のためのウォーミングアップの手段ですね。
内容的なウォーミングアップや
参加している人たちの参画とか注目、共感などに関する
心理的なウォーミングアップ、
さらにはちょっとした運動を行う
身体的なウォーミングアップもあるでしょう。
さて、会議や集団活動、そして研修や講演でもアイスブレイクは使われます。
言い換えると、本題への導入ではいろいろな工夫を行います。
場づくりの一環と言っても良いでしょう。
そのために、アイスブレイクを効果的に使ったりします。
これから、アイスブレイクについても少しずつ解説していきたいと思います。
主に大人の、特に会議や集団活動、個人での緊張緩和等々を話題にします。
アイスブレイクは、敢えて分類するといくつかの分類ができます。
(形)
個人で行う、グループで行う、大人数一斉に行う
道具を使う、使わない
(結果)
身体をリラックスさせる
心持ちをリラックスさせる
関わりをリラックスさせる
他にも分類の切り口があると思います。
分類はさておきまして、今回ご紹介するのは「他己紹介」というアイスブレイクです。
[アイスブレイク]
他己紹介
[人数]
2人ペアが基本
1グループ人数は10人程度、以上は複数グループ
[手順]
相互にインビューしてインタビューした人を端的にアピール(紹介)する
アイスブレイクで自己紹介をする時も多くあります。
アイスブレイクと言わなくても、「自己紹介しましょう」といったことは見知らぬ人との会議の冒頭では自然とできるのではないでしょうか。
今日ご紹介するアイスブレイクは、あまり適当な名称がないのですが、自己紹介にちょっとひねりを加えたものです。
自己紹介にひねりを加えたバリエーションのものは多くあります。
このようなアイスブレイクも活用してみてください。
[アイスブレイク]
実は自己紹介
[人数]
2人~10人程度、以上は複数グループが良いかもしれない
(時間がかかるため)
[手順]
1.自己紹介を普通にしてもらう
2.話しの中で「実は・・・」で始まる一言を入れてもらう
最近、脳を鍛える指運動が流行っています。
今回のアイスブレイクは、指を動かして一人でリラックスするアイスブレイクです。
でも、多人数で行っても場が暖まります。
なぜ、そうなるかはぜひ試してみてください。
ヒントは「笑い」です。
このようなアイスブレイクを真面目な場でも活用してみてはどうでしょうか。
[アイスブレイク]
親指小指
[人数]
1人
(但し、大人数で同じ動きを皆で行っても良い。)
[手順]
1.両手を軽く前に出す。
2.両手の親指と小指を同時に出したり引っ込めたり
3.両手の親指と小指を互い違いに同じタイミングで出したり引っ込めたり
リズム良く何回か
今回のアイスブレイクも、指運道のアイスブレイクです。
でも、前回同様で多人数で行っても場が暖まります。
[アイスブレイク]
指揮
[人数]
1人
(但し、大人数で同じ動きを皆で行っても良い。)
[手順]
両手で拍子をとる
右手は2拍子、左手は3拍子。
同時に動かして6で両手が同じ位置に戻る
今回のアイスブレイクは、自己紹介系のアイスブレイクです。
自己紹介で「あるある」とか「ふ~ん」と共感できればしめたものですね。
[アイスブレイク]
昔流行った遊び
[人数]
5~10人程度、以上は複数グループ
[手順]
自己紹介のネタの中に、「昔流行った遊び」を入れる。
今回のアイスブレイクは、ちょっとだけ体を動かすじゃんけんのアイスブレイクです。
脳トレーニングのゲームで知ったのですが、十分にアイスブレイクで使えます。
[アイスブレイク]
あと出しじゃんけん
[人数]
偶数人数
[手順]
1.普通に何回かじゃんけんします。
2.後出しで3回程度勝ってもらいます。(もしくは、何も言わずに)
3.一旦止めて、後出しでじゃんけんしてもらいます。
アイスブレイクと言うと、ご存じの方は「次は何をしようか・・・」等悩んだりするかもしれません。
次に繋がる場ができれば、「こんなこと!?」というものもアイスブレイクになるかもしれませんね。
さて、ちょっとしたいたずら心が場の緊張をほぐすコトもあります。
[アイスブレイク]
講師締め出し(いたずら)
[人数]
特に制限なし
[手順]
1.サブ講師や研修参加者のリーダーが講師が入れないようにする。
2.講師が外に確認できたら開かない状況を少し続けます。
今回のアイスブレイクは、一人で行う脳トレーニングをアイスブレイクとするものです。
本当に一人で行っても良いのですが、大人数でのアイスブレイクにも使えます。
[アイスブレイク]
一人じゃんけん
[人数]
制限なし
[手順]
1.一人じゃんけんの方法を説明します。
・どちらかを先に出し、テンポ良く後追いで別の手を出す。
2.ルールを追加するなどして続けます
今回のアイスブレイクは、会議でも気軽に使える、そして案外奥の深いアイスブレイクです。
[アイスブレイク]
チェックイン
[人数]
20人程度まで
[概要]
一人ずつ場に臨んでのコメントをします。
(参加意識が高まる工夫にも注意してみて下さい)
IT畑の方は、RCS(Rivision Control System)のチェックイン、チェックアウトの概念と相似しているので、理解の助けになるかもしれません。
研修やワークショップ、話し合いなど、かなり良く使われる手法です。