 良い生き方を科学的に考える「ポジティブ心理学」では、ポジティブな感情や強みについて研究を行っています。
良い生き方を科学的に考える「ポジティブ心理学」では、ポジティブな感情や強みについて研究を行っています。
ペンシルベニア大学のクリストファー・ピーターソン教授や、マーティン・セリグマン教授は、生き方の原則(VIA : Values in Action)研究所でこういった研究を行っています。
この研究所では、徳性や美徳について計測できるよう
強みとしての徳性に関するVIA分類法   を開発し、実践研究を続けています。
略して、VIA-IS (VIA Inventory of Strengths)です。
VIA-ISでは、徳性を抽象度の高い6つの美徳にまとめられた24の強みとして分類しています。
6種の美徳、24の強みとしての徳性を見てみましょう。
1.知恵
  ① 創造性
  ② 好奇心
  ③ 向学心
  ④ 柔軟性
  ⑤ 大局観
2.勇気
  ⑥ 真情(誠実さ)
  ⑦ 勇敢さ
  ⑧ 忍耐力
  ⑨ 熱意
3.人間性
  ⑩ 親切心
  ⑪ 愛情
  ⑫ 社会的知能
4.正義
  ⑬ 公平さ
  ⑭ リーダーシップ
  ⑮ チームワーク
5.節制
  ⑯ 寛容さ/慈悲心
  ⑰ 慎み深さ/謙虚さ
  ⑱ 思慮深さ
  ⑲ 自己調整
6.超越性
  ⑳ 審美眼
  ㉑ 感謝
  ㉒ 希望
  ㉓ ユーモア
  ㉔ 宗教性/スピリチュアリティ
要約された表題のみ示しました。このような24種の徳性として分類されています。
さてこの分類、自分にはどのような徳性が強く表れているか興味がわくと思います。
日本からでも、日本語でこのアセスメントを使うことができます。無料です。
 http://www.authentichappiness.sas.upenn.edu/
ここを参照下さい。
さて、アセスメントの結果が出ると、どのように扱っていますか?
「ふ~ん」と一読して終わり。だとあまりにももったいないです。
判った強みは活かすことができます。
活かして伸ばして、良い仕事や良い生き方への強い味方になります。
強い味方にするためのヒントは、書籍などが参考になるでしょう。
このブログでも一部紹介できる機会があるかもしれません。
ちなみに私は、
  好奇心、感謝、向学心などが高かったです。
似たようなアセスメントに、以前にもご紹介したストレングスファインダー(SF)があります。
SFはアセスメントのIDが本と一緒ですつまり1人1冊の本の購入が必要ですが、強みの解説が日本語になっています。但し、SFの最新版のバージョン2は英語版のみです。
VIA-ISは無料ですが、詳しい解説は原書にあたった方が良いでしょう。
こういった事情はありますが、使い方によっては非常に有効なツールとなります。