発想や解決、そもそも何のために行っているのでしょうか。
例えば、、、、
新商品の開発を指示された。
新市場を開拓しなければならない。
斬新な新企画を出したい。
困ったことが起きている。
例えば、こんな感じです。
新商品に新企画、「今までに無い」とはどのような事でしょうか。
こんな言い換えができます。
現状があります。そして、理想となる何かがあると仮定して、理想となる部分が「何だか判らない」状態です。
「困った」とはどのようなことでしょうか。
こんな言い換えができます。
現状があります。そして、現状では満足できていません。「何かが欠けている」状態です。
満たされている肯定状態でなく、否定の状態です。
肯定のいろいろな状態を思い起こすのが、発想であり解決の第一歩です。
そのきっかけの一つは、否定の状態を意識することです。
否定の状態を
「不」をつけて表現してみてみましょう。
不の付く単語、どんなものがあるでしょうか。
不足
不満足
不平
まだまだあります。辞書などを使っても良いでしょう。
○○の市場で、不足している△△は何か?と自ら問いを立ててみて下さい。
発想や解決のきっかけになります。
発想法や解決法、様々な思考法などについてあれこれです。
前回は、ブレーンストーミングについてでした。
ブレーンストーミングを考案したのが、オズボーンです。
その著作「創造力を生かす」には、発想のための考えの切り替えポイントが掲載されています。
9個くらいのちょうど良いまとまりもあり
オズボーンのチェックリスト / オズボーンの9チェックリスト
とも呼ばれる思考のポイントです。
その9つのポイントとは、次の通りです。
1.他に使い道は無いか [Other Use]
2.似たものはないか [Adapt]
3.変更したらどうか [Modify]
4.拡大したらどうか [Magnify]
5.縮小したらどうか [Minify]
6.代用したらどうか [Substitute]
7.交換したらどうか [Rearrangement]
8.逆転したらどうか [Reverse]
9.組み合わせたらどうか [Combine]
何かの考えを進めようとした時、使ってみてはいかがでしょうか。
発想法や解決法、様々な思考法などについてあれこれです。
自由に発想しようとすると
ブレーンストーミング をしよう。ということで会議を行うことがあります。
オズボーンが編み出した、参加者の頭脳に嵐を引き起こして様々なアイデアを湧き出させる会議のことです。
ブレーンストーミングを行うには、いくつかのコツがあります。
人数としては、5~10人程度
経験者と未経験者は両方いた方が良い
そして、ブレーンストーミングをより効果的・創造的にするルール・約束事としては、、、
1.批判をしない
アイデアへの判断、批判をしない
2.自由な発想
思い切った提案をどんどんする
3.質より量
どんどんアイデアが出ることで良いアイデアも出る
4.便乗する
他人のアイデアに乗っかって改良したり、くっつけたりするのもOK(改良と結合)
5.イイネと言い合う
自己激励と相互激励で、自分のちょっとしたアイデアも臆すること無く表明し、相手のアイデアを尊重する
ブレインストーミングの4原則とも言われています。
オズボーンは自己激励、相互激励も強調していたので、5原則でも良いようにも思います。
日常生活やビジネス活動を行っていると、日々問題が発生します。
「あっ、問題が起こった」とか、上司から目標を提示された際に「自分にとっては問題だ」等々を日々感じて解決に取り組んでいると思います。
こんな時、発想する方法、問題を解決する方法を知っていると解決のスピードや質が変わってきます。
世の中に問題解決手法は数多くあります。
発想法、問題を解決する手法などを挙げてみましょう。
KJ法、SWOT、BSC、TOC、ブレインストーミング、PART、GROWモデル、システム思考、いろいろと出てきます。
それぞれ、よく使われる場面があります。
思考法自体を分類することの意味はそれほど大きくは無いかもしれませんが、大きく分けると「発散・収束・統合」といった区分けができるかもしれません。
1.発散的手法
2.収束的手法
3.統合的手法
3つの面を併せ持ったものもあります。
最近では、システムとして問題に取り組む方法や、ビジョンを示して問題解決を図る方法、一人ではなく多くの人で取り組む方法なども出てきています。
ここでは、様々な発想の方法や問題解決の方法などについて雑多に触れていきます。
BSCやGROWなどの手法については別の記事も良ければ参考にして下さい。
企画や問題解決を行う時、
様々な角度から考えてみよう
と、上司や周りから言われることがあります。
そこで、あれやこれやと「様々」と思われる角度から発言が行われます。
ところが、、、、あまり「様々」ではなく、似たような考えに偏ったりはしていないでしょうか。
様々な角度から考えるためのちょっとした遊びのような練習法です。
それは、
身の回りのものを言い換えてみる
という方法です。
5分など時間を区切って、用途や名称などいろいろに言い換えてみましょう。
例えば、
A4の白紙は、、、
印刷用紙 です。当たり前ですね。
メモ紙 にもできます。
ナイフ にもなってしまいます。指を切ると痛いです。
飛行機 になります。紙飛行機ですね。
コップ として水が飲めます。うまく丸めて容器形状にすると
鶴 になりますね。折り紙で。
布団 もできそうです。
火薬 絵が描けます。芸術は爆発の種だと思えば。
こんな感じです。
試してみてはいかがでしょうか。