基礎知識 ツール
GROWモデルは、シンプルなのですが、日常的に使えるかなり有用な問題解決の思考方法です。
成り立ちは、ジョン・ウィットモアという方です。この方は、元プロカーレーサーで、ル・マンにも優勝の経験があり、その後英国でビジネスにスポーツコーチングの手法を取り入れた訓練法を導入して高い評価を得た方です。
さて、問題が起こったとき、「問題だぁ」と騒いでもなんの解決にもなりません。
冷静になるべく早く行動を起こした方が良いです。
GROWモデルは、早い行動を起こすヒントとなります。
GROWとは、頭文字です。
G : Goal 目標
R : Reality 現実、現状
O : Options 選択肢、代替戦略案、行動案
W : What, When, Who, Will 行動(何を、いつ、だれが、どんな意志で 行うのか)
問題に対して、この順番に思考を重ねて行動案を策定し、実行します。
但し、上意下達の命令でGROWを並べられても人は動きません、と言うより、動けません。
納得して自分の意志「Will」を持って動けるように全てのプロセスをクリアーするのが良いです。
一人で考えて行動案を出すのであれば、自問自答です。上司から目標を提示されたのであれば、上司とのやりとりでGROWプロセスに沿って両者納得するのが良いでしょう。
何か指示が下った場合でも、GROWの順で確認していくともっと良い行動案が出るかもしれません。
一例です。
小学校で遠足に行くのに「おやつは500円までですよ」と先生に言われて、自分が300円しか持っていなかった場合です。
G:目標 おやつに500円のお菓子を持って行く、、、
→ いや、300円までなので、300円までのお菓子を持って行く
→ いや、お菓子は買わなくても良い、お菓子をみんなで食べて楽しむ
という目標に変わっていくかもしれません。そして、
R:現実 300円しか持っていない自分。お母さんには頼れるかも。
→ ここから、GとOの行きつ戻りつで、Gが変わったりします。
O:選択肢 300円のお菓子を買う、300円でお菓子の材料を買う、200円をお母さんから
もらって500円のお菓子を買う。楽しく過ごすのが目的だったら、お菓子に加え
てなにかネタを仕込む。等々
W:行動 お母さんに作ってもらう約束をして、300円でクッキーの材料を買うことにしまし
た。夕方のお買い物でいっしょについていきます。
さて、十分にビジネスにも応用できると思います。
売上げ目標や、達成目標が行動とセットで指示が来た場合、真の目標はそれで良いのか、現実を踏まえているのか、行動ができるのか 等々十分に見直せば、行動できると思います。
疑問があれば、GROWの順番で上司と意見調整をすれば良いかもしれません。
TOC思考プロセスも、分解してゆけば一つのロジカルシンキングの論理的な文になります。
その論理的な文は、案出する人の知識と経験に基づいたアイディア(勘と言っても良いです)に頼っています。
GROWモデルでも、目標に対して様々な人の知恵と経験と意志が必要になります。
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