ジーシフトのブログです。
基礎知識やお知らせなど、いろいろと投稿していきます。
株式会社ジーシフト(G・Shift)
Communication Entertainment
ジーシフトのブログです。
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古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第三十八弾、老子から
大国を治むるは、小鮮を烹(に)るが若し。
大国を治めるのは、小魚を煮るようにする。
煮魚、調理したことはありますか?
鍋に水、みりん、醤油、みりんでしょうか。
ことこと煮ます。汁が行き渡るようにします。
ひっくり返したりもするかもしれません。
魚が小さいと、ひっくり返す時に頭が取れてしまったり、崩れてしまったりします。
大きな魚よりも、小さな魚の方が扱いが難しいです。
小さな魚は、ひっくり返すなど余計なちょっかいをせずに、じんわりしみこむようする方が良いでしょう。
大国、国だけでなく、会社や組織、自分のチームを治める時も、リーダーが「やいのやいの」とつついてばかりでは、じっくりとのびのびと良い活動ができません。結果、創造性も生産性も上がらないでしょう。
口出しをするのではなく、小魚を煮るように、味付けをしたらじっくりとうまくできあがるのを待ちましょう。
古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第三十七弾、論語から
子の曰わく、学んで思わざれば則ち罔(くら)し。思うて学ばざれば則ち殆(あや)うし。
先生がいわれた、学んでも考えなければ、ものごとははっきりしない。考えても学ばなければ危険である。
本や外部からの情報だけで判ったような気がしても、自分で考えなければ借り物の知識です。
また、自分の独断だけで考えたものを盲信するだけでも危険であると言っています。
知識を実践する。実践を知識や情報と照らし合わせる。
知識と実践とで自分を高めるためには、両輪が必要です。
体験から学ぶ体験学習の神髄も見いだされます。
組織風土づくりの第2回目、組織風土を考えてみます。
組織風土をどのように捉えれば良いでしょうか。
前回、組織風土、組織文化、社風について簡単に触れました。
言葉の細かな定義よりも、まずは端的に表現してみましょう。
組織風土とは、
組織に居る人々の思考・行動・価値観
となります。
企業や組織には、始まりがあります。
立ち上げた人、社長、中心人物が何かの思いを持って活動を行います。
それは、社長やカギになる人達の考えや感じ方に基づいたものになっているでしょう。
考え、思考や感じ方、価値観、それに基づく行動が組織の価値を生み出しています。
組織で行動するために、社則や事業計画、商品への考え方、販売の仕方、関係者との関わり方、描く未来、様々なことが共有されたり、独断などで進められます。
事業の日々の積み重ねの中では、様々な武勇伝も起こります。
朝礼などの儀式もあることでしょう。
コミュニケーションを重ねるうちに短縮語や隠語なども出てきます。
賞賛される言動や結果、さらには非難される言動や結果も出てきます。
このような積み重ねが組織風土となってきます。
これを従業員や職員の立場から捉えると、社風と表現されるかもしれません。
また、組織風土と組織文化を分ける考え方もあります。
暗黙や明示的なきまりに基づいて人は考え判断し行動します。
組織風土を自ら創ることを考える時、風土や文化といった言葉の違いよりも、どんな考えや何を大切にしているかを明らかにしていくことが大切です。
学習する組織の実践コミュニティ、その発展段階を解説しています。
潜在 → 結託 → 成熟 → 維持・向上 → 変容
今回は、第五段階 『 変容 』です。
一言にすると「別なあり方への脱皮」の段階です。
多くの仲間、専門家と続いてきた実践コミュニティ。集会や掲示板、メーリングリスト。
参加する人たちの業務の環境や生活の環境、そして実践コミュニティをとりまく外部環境の変化、コミュニティの様々な成果、徐々に状況が変わってきます。
実践コミュニティの発展段階の第五番目は、コミュニティの 『 寿命 』に着目しています。
どのような健全なコミュニティでも寿命を迎えます。
強固な地域コミュニティが疎遠になってしまう、などなどあるでしょう。
寿命を迎えた実践コミュニティは次のように推移するとのことです。
・衰弱する
メンバーの活力が失われて、活動そのものが無くなってくる
・社交クラブとなる
そもそもの目的・目標を目指さずに「集まること」が目的となる。実践も行われない。
・分裂や合併
似たようなテーマのコミュニティが合わさったり分裂する。
・制度化
公的な組織などに組み込まれて、コミュニティとしてあった繋がりが変わる。
できたものは他のものになるという点では、まさに諸行無常です。
悪い、といったことではなく、必要とされて続いてゆく時期が過ぎてゆくようです。
炭鉱の町が寂れてゆく、のようでもあります。
但し、なんとなく終わってしまうのではなく、「自分で終わらせる、区切りをつける」「手放す、引き継いでゆくものを明らかにする」ことも重要です。
古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第三十六弾、孟子から
道は爾(ちか)きに在り、而(しか)るにこれを遠きに求む。事は易(やす)きに在り、而るにこれを難きに求む。
遠大で困難なことより、足元の身近なことにこそ、真の道の出発点はある。
学習する組織、も良いのですが、身近な報連相はできていますか?
報連相の前に、あいさつはわき起こっていますか?
あいさつの前に、、、、、
遠くの目標や夢、難しそうな事も、身近に始められる事から続いています。
言い方を変えると、今出来ることから始められない目標には行けません。そして、一足飛びにも行けません。