ジーシフトのブログです。
基礎知識やお知らせなど、いろいろと投稿していきます。
株式会社ジーシフト(G・Shift)
Communication Entertainment
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古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第三十一弾、老子から
自ら見ず、故に明らかなり。自ら是とせず、故に彰(あら)わる。自ら伐(ほこ)らず、故に功有り。自ら矜(ほこ)らず、故に長し。
みずから見識ありとしないから、ものごとがよく見える。みずから正しいとしないから、是非があきらかになる。みずから功を誇らないから、功がたもてる。みずから才知を誇らないから、長続きする。
ごく自然に腰が低い人は、あまり誇りません。あまり正しさを言いつのらない方が、正しさがより際立つようです。
ものが窪んでいるからこそ満たすことができ、破れているからこそ新しくできる。とも言っています。
逆説的なことが、却って真っ当なのかもしれません。
質問について、第6回です。
質問にも様々あります。ある程度分けることを考えてみましょう。
質問とは、質問者が欠けている感じている事を埋めようとする、ことです。
かけているとは、疑問だったり、知識の不足などだったりします。
これはいつ起こったの? 状況を確認する情報収集の質問です。
なぜそんなことをしたの? 理由を問いただす質問です。
(どちらかと言うと原因ですね、しかも問い詰めに聞こえます)
私たちはどうしたら良いだろう? 自分・自分たちで探る・生み出すような質問です。
(親が泣いている子どもに) どうしたの? 状況もですが、感情も聞いて、質問の形で安心させています。
などなど、まだあるでしょう。
状況を確認する質問としては、5W1Hなどを駆使することもありますね。
対話が深まることを体験すると、状況を確認する質問から、自分たちで意味や意義を深める質問へと移ってゆくのが判るでしょう。
質問の分けるにも、何を聞く、どういった状況で聞く、どのような心情で聞く、どんな流れ(プロセス)の中で聞く、どんな立場で聞くといった分け方ができます。
自分がよく使う質問も、種類分けをするとばっちり「ピントの合った」質問ができるようになるでしょう。
古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第三十弾、中庸から
天の命ずるをこれ性と謂う。性に率(したが)うをこれ道と謂う。
天が、その命令として人間や万物のそれぞれにわりつけて与えたものが、それぞれの本性(もちまえ)である。その本性(もちまえ)のあるがままに従ってゆくとそこにできあがるのが、人として当然ふみおこなうべき道である。
こつこつと物作りをするのが得意な人がいます。リーダーシップを発揮するのが得意な人がいます。細かい目配りや計算が得意な人がいます。脚光を浴びるといっそう創造力豊かになる人がいます。
何でもうまくこなせる人は、、、いないと言っても良いかもしれません。
どこかに得意があって、どこかに不得手があります。
だからこそ、得意なところを集めてチームワークを組みます。
得意なところを意識して強めてゆくと、得意なところ良いところを前面に出して行動してゆくと、自ずと結果が突いてきたりします。そして次への活動が開けたりします。
それぞれの良いところ、伸ばした方が自然にうまくいきます。
古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第二十九弾、二宮翁夜話から
道は書物にあるのではなく、行いにある。
下男が芋種を埋めて、その上に芋種と書いた木札を立てた。翁は、札の文字によって芋種を掘り出して、畑に植えて作ればこそ食物になる。
道も同じく目印の書物によって、道を求めて身に行って、はじめて道を得たことになる。そうしなければ、ただの本読みに過ぎない。
組織力アップだけではなく、書物を読んだり知識を得ることは多くあります。
読んで終わりでしょうか。読んで判った、、、つもりにはなります。
読んでいるのは、知識のためで良ければ目的は完了かもしれません。
読んでいるのは、何かを変えるためなのであれば、、、、読んだことをきっかけにして行動するのが目的にかなっています。
古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第二十八弾、老子から
大道廃れて、安(ここ)に仁義あり。
大いなる道が廃れだして、それから仁義が説かれるようになった。
何かが廃れ始めると、それを補うように出始める言葉や物事があるようです。
孝行息子に慈しみ深い親が出てき始めたのは、家族が不和になったからだ、と老子でも続けて説いています。
組織やチームで、会社の鏡のようだといった英雄や、XXが大切だ(品質とかスピードとか)とされている事柄があるかもしれません。
もしかしたら、それは何かが廃れだしている「あらわれ」の可能性もあります。
あらわれているものに焦点を当てるのも良いのですが、何が廃れているのかを考え抜くことも進歩へのきっかけになるかもしれません。