ジーシフトのブログです。
基礎知識やお知らせなど、いろいろと投稿していきます。
株式会社ジーシフト(G・Shift)
Communication Entertainment
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古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第二十五弾、翁問答から
しおき法度の箇条は、、、時と所と位に相応したる道理にしたがひたるがよく候。
管理のルールは、時と所と位にふさわしい道理に従うのが良い。
翁問答、著者は中江藤樹、藤樹先生です。
藤樹先生は、コトを起こす行動指針として「時処位 じしょい」をよくよく考えるのが良いと定めています。
時 ことを行うのにぴったりの適した時、タイミング、時宜
処 ことを行う対象、場所
位 分際、役割
時処位の考え方、様々なところに応用できます。
リーダーとして時処位に応じて行動する。
社長の判断を、時処位を念頭に置く。
などなど。
翁問答でも時処位の例として、田植えの例や、管理ルールなど面白い解説が出てきます。
いつ、何に、どんな立場・役割で、何を行うのが良いのかを考える。
苗を植えるのに、時処位が良くても、、、、後で手入れをしないと稲は実りませんね。
古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第二十四弾、論語から
子夏が曰わく、博(ひろ)く学びて篤く志し、切に問いて近くに思う、仁其の中(うち)に在り。
子夏が言った、「広く学んで志望を固くし、迫った質問をして身近に考えるなら、仁の徳はそこにおのずから育つものだ。」
他人事(ひとごと)のように意見を言う人がいます。悪し様に評論家のよう、といった言い方もするでしょう。
仁の徳が高まるには、広く学んで、本質に差し迫るような質問をする。そして、モノゴトに対して身近に、自分のことのように考えたら自ずと育つと言います。
自分のチームのことでも、自分の会社のことでも、他人事のように言う人がいます。
自分に関係のなさそうなことでも、自分のことのように考える人もいます。
お客様の身になって考える、お客様の目線で考えるということも良く聞くようになりました。
コミュニケーションにおいても、相互理解のため、思いやるためには、自己移入の能力が重要とされてきています。
自分が当事者であるかのように考えることが、仁の徳を高める一歩になるようです。
古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第二十三弾、老子から
自ら見る者は明らかならず、自ら是とする者は彰(あら)われず。自ら伐(ほこ)る者は、功無く、自ら矜(ほこ)る者は長(ひさ)しからず。
みずから見識ありとする者はものごとがよく見えず、みずから正しいとする者は是非が彰(あき)らかにできない。みずから功を誇る者は功がなくなり、みずから才知を誇る者は長続きしない。
自分から見識があると言いふらす人、自分が正しいと言い張る人、自分の功績はすごいんだと自慢する人、自分の才能はすごいだろうとひけらかす人。
ついて行きたいですか?
古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第二十二弾、中庸から
上位に在りては下を陵(しの)がず、下位に在りては上を援(ひ)かず、己を正しくして人に求めざれば、則ち怨みなし。上は天を怨みず、下は人を尤(とが)めず。
高い官位にあるときは下位の人をおさえつけたりせず、低い官位にあるときは上位の人にとりいったりせず、ただ自分自身を正しくして、他人に求めることをしなければ、心に怨みを持つこともない。上は天を怨むこともなく、下は他人をとがめることもない。
他人に求めるところが多ければ多いほど、不満(怨み)も多くなります。
自分自身の時、職位、役割に応じて、上司や部下の時、職位、役割を鑑みて仕事をするのが、チームワークを考えた良い仕事を行うコツでしょう。
時と職位と役割は、時処位(じしょい)ですね。
古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第二十一弾、二宮翁夜話から
経文といい経書といい、その「経」という字は、もともと機(はた)の縦糸のことなのだ。縦糸ばかりでは用をなさず、横に日々実行を織り込んで、はじめて織物として役に立つ。
二宮翁夜話は、二宮尊徳の説法の高弟による手控え(記録)です。明治20年から発刊され、現在は昭和33年に現代語訳されたものが入手できます。
さて、ビジネスなど日々活動しているとやり方が書かれた本、他人の情報を参考にすることがあります。
例えば、コトラーの説いたマーケティングの説。などなど、、
ここでは、
知っているだけでは意味が無い、日々実行を重ねることで役に立つ
ことを説いています。
知っているだけで何もしない、のではなく、 知った上で日々実行、 なのが役に立つコツです。