論語

声を出して読む日本語、という本が数年前に非常に有名になりました。
大きな声を出していろいろと読み上げます。「赤城の山も今宵限り、、、」なんてのもありました。
声に出して入っていけるものと入ってゆけないものもあります。

声に出して読む、素読は江戸時代は寺子屋でも行われていました。そして今見直されているようです。

論語  孔子・著 金谷治・訳注

言わずとしれた論語です。

論語を始め、古典の素読の話題をよく見かけるようになった気がします。

私もはじめて論語を素読で通して読んでみました。
黙読よりも得るものは多いように感じます。

論語で説かれているのは、仁などの人としての道徳的な規範、徳といったことに関することです。

とは言え、教えてばっかりといった内容ではなく、悩んだりぼやいたり、ちょっと怒ってみたりといった非常に人間くさいところも浮かび上がってきます。

論語は様々な解説書も出ています。
解説書も良いのですが、原文の方が味があるように感じます。
年(経験?)のおかげかもしれませんね。

リーダーシップの流れとしても、倫理的なところを重視する流れが来ています。
ホスピタリティの起源としても論語は重要な位置を占めています。
論語の原文に触れてみる、いかがでしょうか。

読書百遍意自ずと通ずから通ず とは言いますが、少し素読を続けてみましょう。