メンタリングには、「キャリア的機能」と「社会的・心理的機能」があります。
今回は、キャリア的機能について触れていきます。
キャリア的機能とは、「能力向上や昇進への支援」です。
その支援は、次の様に分類されています。
・昇進や昇格
・活躍の機会への推薦
・業務力の向上
・目標設定と達成
・リスク回避
・やりがいのある仕事の割当て
若手が業務能力を身につけて一人前になるために、上司・先輩としてできることととなります。
キャリア機能の分類を少し言い換えてみましょう。
キャリア機能とは、若手に
仕事の場を設け、(やりがいのある仕事の割当て)
仕事の方法を教え、(業務力の向上)
目標を設定させ達成に導き、(目標設定と達成)
他からの危険があれば防ぎ、(リスク回避)
自分の管轄外で活躍できそうな機会があれば推薦し、(活躍の機会への推薦)
昇進や昇格を後押しする、(昇進や昇格)
こういった機能になります。
職業人、企業人としての経歴や専門的技能(キャリア)を高める側面を持っています。
会社の制度に関わる事柄も含まれ、会社の制度や上司の職務として定める事柄も含まれます。
メンタリングの導入を図る際は、まず若手の能力向上や昇進が、自社でどのように行われているかを振り返ってみることも大切でしょう。