気になる言葉、今回は 「 経済合理性 」です。
原発事故、終息が見えません。まだまだ心配な時が続きます。
原子力発電所は経済合理性に優れているということが言われていました。
経済合理性、判るようであまり判りません。
いろいろと紐解くと次のような意味が読み取れます。
ある行動をとるときの判断基準として、「便益」が「費用」よりも高い時に行動し、逆に便益が費用よりも低い時は行動しないこと。
複数の選択肢があるときは、「便益-費用」が最大の行動を選択する。
言葉が難しいのであとでまとめるとして、次のような意味でしょう。
最も自分の金銭が儲かる行動をする
原子力発電所が最も儲かるか、誰にとって儲かるのかは少しずつ見えてきているようです。
気になる言葉の解説なので、言葉の解説を続けましょう。広辞苑などからです。
経済
人間の共同生活の基礎をなす財・サービスの生産・分配・消費の行為・過程、ならびにそれを通じて形成される人と人との社会関係の総体。転じて、金銭のやりくり。
合理性
道理にかなっていること。論理の法則にかなっていること。
行為が無駄なく能率的に行われること。
便益
都合が良く利益のあること
費用
物を買い、または使用するために要する金銭。いりめ。
特に、企業が収益をあげるために消費した財の価値や借りた資本の利子などの総称。
経済用語を広辞苑というのも何なのですが、一つの参考です。
さて、経済合理性に戻ります。
金銭が儲かれば良いのか、そして誰の金銭が、、というところに焦点が当たって来ているようです。
しかも、儲かっているのは幻想であったのかもしれません。