組織の習い性(06)思考停止

組織の習い性組織の習い性、今回は思考停止です。

あまりに「××過ぎると」考えるのもままならない、という状態になってしまいがちです。

忙しすぎると、厳しすぎると、変化がなさ過ぎると、、、、

「だめだめ」「だめじゃないか」といった『否定』の言葉が過ぎるとどうなるでしょう。

何をやって良いか判らなくなってきます。
そして、考えるのをやめようかとしてしまいます。
思考停止です。

思考停止は、行動の停止も呼びます。
さらに、目的や理由を考えない行動も呼び起こします。

思考停止の組織では、抑圧的な環境のことが多くあります。

だめだしをしても不屈の闘志を持つ人や、愛情を持って厳しくして何かのサポートを行っている職場やリーダーも多くいらっしゃいます。
しかし、「だめ」といった否定が思考停止の悪循環、生産性の妨げとなっている例が多くあります。
そして、コミュニケーションが比較的苦手な人への多くの否定的な言葉は、立ち直るきっかけさえ無くなってしまう可能性があります。

優しくしすぎる甘えの環境が良い訳ではありませんが、職位が上の方であればあるほど相手のことを慮る、優しさや理性に基づいた行動が必要です。
逆に、理性や思いやりの無い感情のみの言葉、投げかけていませんか。
省みても良いかもしれません。