組織の習い性(13)内向

組織の習い性習い性、染みついた習慣的な行動様式のことです。

今回は 『 内向 』。

外向きではなく、内向きということです。

内向きな状況と聞いてどのような場面を思い描きますか?

社外の人(お客様、発注業者など)との約束よりも、社内の約束や暗黙の了解などを優先させてしまう。

社外に関心が向かない、社内状況や社内の調整に力の大半を使ってしまう。

自分の役割や責任での考えよりも、上司に受け入れられるかが気になって意見表明などを手控えてしまう。

みんなで共通の目的・目標の何かに向かうより、自分の言われた分担だけが良ければそれで良いとして、手助けをしない。

他にもあるかもしれません。

内向きになると、「守り」に入って行動や言葉も「自分がする」から「自分はこれだけ」の方向が多くなってきます。
守ることも大事ですが、守りを固めるだけでは良い業務、良いコミュニケーションはできません。

内向の習い性が出ているかなと感じたら

 なぜあの人は内向きなんだろう
 実は自分に内向きなところがあるのでは

といったところから見つめてみるのも良いかもしれません。