対話(02)対話の定義

e0007672_1225273.jpgビジネスの現場で、組織開発で、そしてワークショップやワールドカフェといった取り組みで、『対話』(ダイアログ、ダイアローグ)が注目されています。

今回は、その定義から。

対話(ダイアログ)の定義、それほど定まったものはありません。
ごくごく一般的にも、「対話」と呼んでる話し合いは行われています。

ここでは、学習する組織や組織開発、人材開発などの分野で、注目されてきている「対話」「ダイアログ」について触れます。

デビッド・ボーム は、

 共通理解を探し出す行為

アダム・カヘン は、

 対話には、一方的に話す対話、討論の対話、内省的な対話、生成的な対話があるとしています。

中原淳、長岡健(東京大学、産業能率大学) によると、

 共有可能なゆるやかなテーマのもとで、聞き手と話し手で担われる、創造的なコミュニケーション行為

広辞苑では、

対話 向かい合って話すこと。相対して話すこと。二人の人がことばを交わすこと。会話。対談。

そして、ここでは、

対話とは、

 テーマを持った率直で深く自由な話し合い  と定義します。

さらに表現を変えると、

 向き合って、伝え合って、理解し合う話し合い とも言えます。

形を表現するか、結果を表現するかなどによって、変わってくることもあるでしょう。

職場で人が動くことを考えると、
 指示命令では部下が動かない
 上司から指示命令されても自分は動くのに納得できない
 言われて動いても事態は複雑で困難
など、現在では様々な事態が起こっています。

私たちの行うワークショップや研修も多くの対話、対話の技術を活用しています。
対話という行動・行為は人が成長する場を作り出しやすいものにします。

対話の解説続けてゆきます。

————
対話のまとめ ≪こちらのページです!≫

2016年6月12日 | カテゴリー :