会議に焦点を当てた時、ファシリテーションの準備は次のようになります。
会議運営の段取りと言っても良いかもしれません。
段取り八分という言葉の通り、段取りがきちんと済んでいると八分方ものごとが完了しているのかもしれません。
さて、会議の場合例えば以下の段取りとなります。
①目的、テーマ、ゴールを決める
何のために(目的)、何を(テーマ)、どの範囲まで(ゴール)
②参加者を決める
深く話すのであれば6人程度+進行役・書記・タイムキーパーの3名程度です。
①を踏まえて、人数・人選が決まります。
また、人数と人選によっては①が達成できない場合もあります。
③日時、場所を決める
参加者の日程と時間調整です。
開催場所は会議室である必然性は無いかもしれません。
板書が出来る環境、広さ、照明の程度も踏まえた方が良いです。
1回の会議(休憩まで)は、最長で90分~120分が良いでしょう。
これも、①を踏まえて時間のデザインが必要です。
④通達する
主催要項や事前資料等を連絡します。
プロセスの設計や、会議の特徴によっては、事前調整も必要かもしれません。
⑤配付資料を作成する
配付資料や情報のとりまとめが必要な場合作業を行います。
会議の主催者としては、上記踏まえてさらに以下のポイントを検討した方が良いですね。
・進め方(プロセス、流れ)の設計
・進め方の手法や文房具等の道具立て
・会議の特徴
さて、上記は会議に焦点を当てた準備ですが、何か目的をもった場を作る時も、同様の準備が必要になります。
場の開催のための準備ですね。場をファシリテートするための準備と言い換えても良いと思います。
例えば、社内研修会等の教育ファシリテーションの場合は、参加者の興味範囲や問題意識の事前情報があった方がゴール設計(仮説の設定)が行いやすいです。
ということで、ファシリテーションの事前準備の解説でした。