書記の役割について説明します。
○役割
書記の役割は「記録」です、当然のようですが。
但し、議事録のための記録ではありません。『その場の共有のための記録』です。
会議は目的に沿ったゴールに向かう場です。
これを実現する為に「その場での共有」をより効果的に行うために書記の方がいます。
議事録をとるのであれば、別に明確にすれば良いでしょう。
さて、書記のポイントはどういったところになるでしょうか。
表のポイント、裏のポイントがあります。
表のポイント
一言にすると、「共有を意識した記述」です。
①共有事項(ゴール、目的、ルール、メンバー等)を記述します
②話しの流れや文脈を記述します
③その人の意見やポイントを記述します
④場のツール(ブレスト等)によって、臨機応変に対応します
⑤皆が共有できるように記述します
(1人で書くコトも、皆が書くサポートをするコトもあります)
⑥図示等を行い深い共有から理解促進まで行います
(書記の役割に慣れてからで結構です)
裏のポイント
①話しのプロセスをサポートします
②ファシリテーターをサポートします
○コメント
記述に関するコト(表のポイント)ができれば、議論は一段とかみ合って深まってきます。
これに加えて、サポートに関するコト(裏のポイント)を意識したり、ファシリテーターと連携が取れるようになれば、鬼に金棒ですね。
また、 リーダーでは無い方が、会議を活性化させる手段として、書記の役を買って出る場合があります。これは、書記が「書くコト」だけではなく、裏のポイントがあることを活用しています。
事後に議事録をとる係は、別途決めておいた方が良いでしょう。板書のデジカメの場合もあると思います。清書する場合もあると思います。