ファシリテーション(17)ステップ1 共有事項

ファシリテーションファシリテーションのステップ1は「始める」です。

準備ステップでは、「場づくり」と「共有」を行います。この内容を前回解説しました。

今回は、ステップ1の準備の結果、何を共有するかを再度まとめます。

●共有事項
○共有する内容
 ・テーマ
 ・ゴール
 ・目的
 ・役割
 ・時間(スタート、エンド、時間配分)
 ・進め方
 ・ルール

○板書する内容(常に意識する道具として)
 ・役割
 ・名前(複数グループ時はグループ名等)
 ・日時
 ・テーマ
 ・ゴール
 ・目的
 ・時間(スタート、エンド、時間配分)
 ・進め方
 ・ルール

板書するものは、並びが若干違っており、名前等が追加されています。
板書は話しの流れに沿って書いてゆくことを多少意識しています。

また、皆さんで意識できて、後で立ち戻るために書かれていなくても大丈夫であれば、書く内容は少なくなってきます。

会議等を進行、ファシリテーションすると、例えば以下のようなことを実感されると思います。
 1.だらだらと話しをする
 2.話しがそれる
 3.何をやっているか判らなくなる
 4.参加意識がいま一つ涌かない人がいる(自分も含めて)
 等々
このようなことを防ぐ手段の一つとして、共有事項を板書しています。

共有事項を書かなくなると、上記のような状況が起こりやすくなるということは頭の片隅に憶えていた方が良いかもしれません。