ファシリテーション(21)ステップ3 整理

ファシリテーションファシリテーションの3番目のステップ「まとめる」の説明を続けます。

会議系のファシリテーションで、シンプルに「分けた」後の「整理」のステップです。

○概要
 メンバーが主役となり、話題を整理し、グルーピング、要約、優先順位をつけます。

○ポイント

ファシリテーター
1.グルーピング、要約、優先順位付けのきっかけを作ります。
2.メンバーの要望があった時に分ける支援を行います。
  (グルーピング、要約、優先順位の考え方等)
3.ルール等を守ってもらうこと等、場を保持することを続行します。

書記
1.整理に関する板書を続けます。
  メンバーの方が書くサポートをするようであれば、一緒に作業を行います。

メンバー
1.会議のゴールに沿うように、グルーピング、要約、優先順位付けを行います。

タイムキーパー
1.時間の報告を行います
 ファシリテーターの指示通り時間の報告を行います。
  (5分前、予定時間経過時 等)
2.メンバーと同等の役割を担います。

○コメント
シンプルに分けた後は、会議のゴールや目的に沿って、整理して、概念やかたちを揃えてゆきます。
内容によっては、グルーピングや、抽象度を上げたり、具体化したり、優先順位付けを行います。
各ステップにおいては、扱っている内容が「企画」なのか「具体案」、「行動計画」、「問題点」なのかは問うていません。
話しの内容によって流れは多少変わると思われますが、流れの基本的なところを説明しています。
整理の手法は、コンサルタントの方が使うような手法も含めて使いやすいものを選ぶと良いでしょう。