ファシリテーション(23)ステップ4 分かち合う

ファシリテーションファシリテーションの4番目のステップは「終わる」の追加説明です。

ファシリテーション(もしくは何か行った)最後には、皆さんからの『振り返り』を行う『分かち合い』のステップを入れると良いです。

○概要
 会議の後で、参加者にこの場を振り返って感じたことをコメントしてもらいます。
 
○ポイント

ファシリテーター
1.感じたことが言いやすい場(サークルの形になる等)を創ります。
2.内容ではなく、プロセスや感じたことを振り返ってもらうようにします。
3.発言順は自由意志に任せます。(発言しないようだと、多少促しを行います。)
4.言いっぱなしの状況・場をつくるようにサポートします。

書記
1.記録の必然性があれば、板書を行います。

メンバー
1.内容ではなく、その場を終えて感じたこと、今感じていること、
  言い足りなかったこと、流れ(プロセスについて)等について思うところを
  コメントします
2.他人のコメントに口ははさみません

タイムキーパー
1.役割はありません。
  もしも必要性があれば、ファシリテーターの要請に応じて時間の報告を行います

○コメント
前までのステップとはうってかわって、内容には一切触れずにそのほかのことを聞きます。
積み残しや感情、流れ(プロセス)について思うところを「言いっぱなし」します。
言いっぱなしても、皆さんが聞いているには違いがないので、それぞれの胸に去来するものがあります。
来ないかもしれませんが、来るとすれば
「この人はこう感じた」
「次はこのように気をつけよう」
「自分の気付きが深まった」等々、様々な気付きがあると思います。

こういった時間を持つと、思った以上に自分の気付きが深まり、チームワークも出てきます。
一言で言うと、チェックアウトを行っています。

ぜひお試し下さい。