ファシリテーター育成(07)ギャップアプローチ

ファシリテーター育成ファシリテーターに必要なスキル、次は『ギャップアプローチ』のスキルです。

活動を行っていて、何かしらの問題が起こることは多いと思います。

この問題(ギャップ)に焦点を当てて、問題解決を図る方法です。

例えば以下のような流れになります。

1.関係者が集まり

2.問題点を列挙します

3.問題・課題等内容の意識合わせを行います

4.問題の本質を探究します

5.ゴールと現状を明確にします

6.ゴールに向かうための方法案を多く考え、採用するものを決めます

ギャップを先に意識する、もしくはギャップを解決するアプローチをとるということで
ギャップアプローチと表現してます。

ファシリテーターが会議において、ギャップアプローチで問題解決を図る際はおおよそ上記の流れで会議を進行させると良いでしょう。
重要なのは、内容そのものもそうなのですが、参加者の合意と共有です。
別な表現をすると、何が問題で、何がゴールで、何がどうギャップなのかが合意できれば、解決に向かう現状に合った行動計画がとれることでしょう。

注意点としては、犯人捜しに陥りやすい事、問題のとらえ方が深まらない場合が多い事があります。

こういった方法には、コンサルティング的な手法が多々あります。
ここの技術をご紹介する機会もあるとは思いますがありますが、実際の現場ではなるべくシンプルな方法で「合意と共有」を図るようにした方が実際的です。

問題点の列挙や意識すりあわせ等、会議の各部分で板書(ファシリテーショングラフィック)なども活用してみてください。

ちなみに、ギャップアプローチのギャップとは実は問題点そのものと言うよりは、理想と現状の差を指します。