実践コミュニティ(05)発展段階4(維持・向上)

学習する組織の実践コミュニティ、その発展段階を解説しています。

 潜在 → 結託 → 成熟 → 維持・向上 → 変容

今回は、第四段階 『 維持・向上 』です。

一言にすると「勢いの持続」の段階です。

うまく続いてきた仕事(や趣味)の集まり。
やりたいことやできることも明確になっていて、ドキュメントやツールといった再利用できるものもあります。
自分たちが関わっている分野は、社内で、業界で、日本で、世界で1番という意識が芽生え、1番であることの参画感や誇りを持ちます。
所属組織から公に認められ、期待されることも多いでしょう。

こういった状態のコミュニティが活気を保つには

周りの環境に合わせたテーマへに取り組んで、新しいメンバーに参画してもらい、活動の境界を再設定し直すことが必要です。

具体的には、

・発言権の制度化
・コミュニティの活性化  アイデア、メンバー、実践の機会
・思いの再確認
・コアグループへの新人参画
・新しい指導者の育成
・新メンバーの指導
・組織外との関係に注意を払う

といったことを行う事になります。

バランスが良くなってきたら、新陳代謝に気をつける。
このような感じかもしれません。