育つ嬉しさ・育てる楽しさ(02)北里大学病院の6年間(2)はじまり

看護職向けファシリテーション北里大学病院の看護職育成の6年について、一部研修を担当させて頂く中で判ったきたこと、変わってきたことなど綴っています。

はじまりは、6年前の2010年の秋でした。

中堅看護師に、新人教育を担当してもらうためのスキルとしてファシリテーションを学びたいというご要望で5年間は始まりました。

実はこの時、多くの看護職の現場で見られるような悩みも抱えていらっしゃいました。

それは、新人看護職員の離職や、中堅看護職員の育成力の不足といったところです。

新人看護職員は、早く一人前に育って欲しい。

育てるには、教育担当の中堅看護職員の育てる能力を高めたい。

1対1のコーチングならまだしも、振り返りの会といった大人数の話し合いを進行させるには、何をしたら良いか判らない。

はじまりはこのような動機、特に新人看護職員との大人数での話し合い進行のためのファシリテーションスキルの習得、といったところから始まりました。

これが次へとつながってきます。