育つ嬉しさ・育てる楽しさ(03)ファシリテーションとコーチング

看護職向けファシリテーションファシリテーションとコーチングは、比較されることがよくあります。

大きく違うのは、相手が一人なのか、二人以上なのかということになります。

一対一で、コーチとクライアント(相手)で相手を導くのがコーチングです。

多くの場合、コーチはリーダーや教育担当となり、クライアントはスタッフや新人ということになります。

ファシリテーションは、大人数で話しを進めます。

進行役がファシリテーターです。ファシリテーター以外の参加者は、主役となる話す人となります。

近年では、グループコーチングという形式も出て来ており、人数では単純に区別ができなくなってきています。

実は、コーチングとファシリテーションの大きな違いは、大人数といったところに隠されたところにあります。

それは、「自主性」です。

言い方を変えると、主体は誰かと言うことです。

コーチングでも、主体は相手と言うと思います。但し、積極的に導いていくのがコーチングです。
ファシリテーションでは、相手や場が動くように促すのが基本です。
導くと動くように促し助けるのは、ちょっと違うようで大きく違ってきます。

しかも、ファシリテーションでは、グループの力で個人が助かるという作用も大いに活用しています。

このような特性が、北里大学病院でも数年の後に、うれしい結果が生み出される基盤となってきます。

ちょっと違うことを継続的に続けていると、、、、なかなか違った結果が出て来ます。