古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第二弾、論語 巻第五から
厩焚(や)けたり、子、町より退きて曰わく、人を傷(そこな)えりや。馬を問わず。
厩が焼けた。先生は朝廷からさがってくると、「人にけがは無かったか。」と言われて、馬のことは問われなかった。
事故なり、突発的なことは起こります。
「人にけがは無かったか?」「大事無いか?」
と、突発事でも自分のことを気にかけてもらっていることが判ると、どんな感じがするでしょうか。
その人について行きたくなる。
信じても良いかな。
といった感情が増してくるのではないでしょうか。
これが、突発事に「商品は大丈夫か?」「備品は大丈夫か?」のような言葉を聞いてしまうと、、、、
この人について行っても良いのかな?と疑問が湧いてきます。心が離れてゆくとも言えるでしょう。
心が離れるよりも、心が近いと感じているチームに活力はあります。
リーダーのいたわる心を示しているでしょう。