古典の力(30)本分

古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。

第三十弾、中庸から

天の命ずるをこれ性と謂う。性に率(したが)うをこれ道と謂う。

天が、その命令として人間や万物のそれぞれにわりつけて与えたものが、それぞれの本性(もちまえ)である。その本性(もちまえ)のあるがままに従ってゆくとそこにできあがるのが、人として当然ふみおこなうべき道である。

こつこつと物作りをするのが得意な人がいます。リーダーシップを発揮するのが得意な人がいます。細かい目配りや計算が得意な人がいます。脚光を浴びるといっそう創造力豊かになる人がいます。

何でもうまくこなせる人は、、、いないと言っても良いかもしれません。
どこかに得意があって、どこかに不得手があります。
だからこそ、得意なところを集めてチームワークを組みます。

得意なところを意識して強めてゆくと、得意なところ良いところを前面に出して行動してゆくと、自ずと結果が突いてきたりします。そして次への活動が開けたりします。

それぞれの良いところ、伸ばした方が自然にうまくいきます。