質問の5回目です。
その質問、期待した返答があると満足かもしれません。
そこで、ちょっと立ち止まってみましょう。
その質問は、誰のための質問でしたか。
・XXXの知識が無いので教えてほしい。
→質問で、自分の知識不足を埋めています。
・プロジェクトの状況がどうなっているのか教えてほしい。
→質問で、プロジェクトの進捗状況に対する情報不足を埋めようとしています。
ひょっとすると、進捗遅れなどがあるのは知っている上司が、部下に進捗遅れの
原因分析をすることを気づかせる質問にもなっているかもしれません。
・XXXをどう思っていますか。
→質問で、相手の意見を引きだそうとしています。
意見を引き出して、自分の意識とすりあわせた上で話は展開してゆくでしょう。
やはり、自分のためのようです。
質問は、種々あります。
その質問は、誰のためでしょうか。
一つの答えは、「発問者のため」 つまり『自分のため』でしょう。
ただ、
自分の知識だけのためか、
相手を慮るための自分の行動を満たすためか、
場の目的のために場の流れを変えようとする自分の行動を満たすためか
などによって、誰のためという意識は違ってきます。
自分のためだけの質問、、、ばかりよりは、他の人のためを考えた質問を心がけてはどうでしょうか。