サーバントリーダシップ(07)説得

サーバントリーダーシップサーバントリーダーの10の特徴についてコメントしています。

5番目は、  説得 Persuasion です。

リーダーが説得をする場面、イメージしてみると、どうでしょうか。

説得でなく、「伝達」くらいなら良いのでしょうが、「言いっぱなし」ということもあるかもしれません。

説得 広辞苑で、

説得
・よく話して納得させること。

Persuasion の動詞 persuade

・If you persuade someone to do something, you cause them to do it by giving them good reasons for doing it.
・If something persuades someone to take a particular course of action, it causes them to take that course of action because it is a good reason for doing so.
・If you persuade someone that something is true, you say things that eventually make them believe that it is true.

真っ当な理由(わけ)を与えて動いてもらう、ような意味ですね。

さて、日本語の「説得」には、次のような似ている言葉があります。

 説く、説きつける、説き伏せる、口説く、言い込める

説く、以外の言葉、聞いても判ると思いますが、『言って従わせる』という意味が含まれます。

従わせる、つまり理屈や納得よりも服従に焦点が当たっています。

さて、自分が説得される身になってみて下さい。

真っ当な理由があって、「自分が動こう」と思い至ったならば、動きの質が良くなることでしょう。
熱心に動くとか、当事者意識を持って動く、などです。

説き伏せられた、強めの言葉にすると屈服して動いた場合、動きの質はどうでしょうか、、、、、同じような動きをしても、動きの質はかなりの場合落ちてしまうのではないでしょうか。

スピアーズによるコメントにおいても、「職位に付随する権限に依拠することなく、また、服従を強要することなく、他の人々を説得できる」と示しています。

奉仕・支援によるリーダーの動き、特に他人に動いてもらうようにする時には、説得を心がけるのが良いようです。