サーバントリーダーの10の特徴についてコメントしています。
6番目は、 概念化 Conceptualization です。
リーダーが夢を語る。こうなりたいと語る場面を想像してみて下さい。
夢物語を語るのも夢を語る一つかもしれませんが、具体的に形づくられた意志や夢は、共感を得る目標として共有しやすいものになるでしょう。
概念 いつも通りで、広辞苑にて
概念
・事物の本質をとらえる思考の形式。事物の本質的な特徴とそれらの連関が概念の内容(内包)。概念は同一の本質をもつ一定範囲の事物(外延)に適用されるから一般性をもつ。
・大まかな意味内容。
概念とはなんぞやと言い始めると、哲学的なところなどなど深みにはまりそうです。
コリンズで確認してみます
conceptualization の動詞 conceptualize
conceptualize
If you conceptualize something, you form an idea of it in your mind.
考えを形づくること のような感じですね。
さて、サーバントリーダーの特徴は、何と言っても奉仕(サーブ)です。
とは言え、グリーンリーフは、まずは「自分はこう行くから、ついてきてくれ」(I will go,come with me)が先にあると言っています。
この「こう行くから」の「こう」の内容は、リーダーの思いや考えを表しています。
これが概念化です。概念化で難しければ、夢を語るなのですが実現しない夢物語の意を含んでしまいそうで危うく思えるのであれば、
リーダーの『思いを形づくる』、思いを明確に語る くらいが良いかもしれません。
理解しやすい表現で理解するのが良いでしょう。
受け身で奉仕(サーブ)するのではなく、まずは「思い」があります。
そして、思いの方向に行こうよ、と呼びかけます。
さらに、みんなで行けるように良く聞き、良く対話するなど、形としては奉仕するような行動をとります。
思いを明確にしていますか?
伸びるような、よくなるような、希望が持てるような思い、ビジョンが見えると共に進みやすいでしょう。