サーバントリーダーシップ(10)執事役

サーバントリーダーシップサーバントリーダーの10の特徴についてコメントしています。

8番目は、執事役  Stewardship です。

ひつじ と間違うCMもありましたね。

さて、サーバントリーダーは、執事のような動きをする。もう少し見てみましょう。

広辞苑から

執事
・事務を執りしきる者。身分の高い人の家や寺社で、家政や事務を執行する人。
・官職の名。

ちょっと想像がつきづらいですね。

コリンズでは、

stewardship

Stewardship is the responsibility of looking after property.

財産や才能、広くは可能性など持っているものの面倒を見るという責任感や信頼感

といったところでしょう。

しつこくlook afterを見てみます。

look after

英和辞典では、世話をする、面倒を見る といった訳語となります。

コリンズでは、

If you look after someone or something, you do what is necessary to keep them healthy, safe, or in good condition.
If you look after something, you are responsible for it and deal with it or make sure it is all right, especially because it is your job to do so.

健全な良い状態を保つ、正当な扱いをする、その責任を持つ。といった感じです。

江戸時代の時代劇で見かけるような、良い商売をしている大店の番頭さん、といったイメージが湧きます。

番頭は、多くの場合、店を所有している訳ではありません。
店を切り盛りすることを、主人から任されています。

リーダーも、多くの場合自分のチームを所有している訳ではありません。
チームの運営を任されています。
オーナー社長であったとしても、社員の皆さんを所有している訳ではありません。
会社に所属していただく形で、社長は人の運営を含む会社の運営を任されています。

スピアーズの説明では、
大切なものを任せて信頼できると思われる人、という説明をしています。

(良いようにしてくれそうだと)任せて安心、だと思われる動きをすることがサーバントリーダーの特性のひとつです。