システム思考(04)時系列変化パターン図

システム思考柱に背丈を刻み入れたことはありますか?
小さな頃だと、半年で数センチ伸びます。柱の刻みが高くなって行きます。
中学から高校ともなると、1年でもそれほど身長は伸びないかもしれません。

さて、理想の身長があるかどうかは判らないのですが、私も含めて理想の体重といった数字があったりします。
健康診断とか、温泉に入りに行った時にそぉ~っと計ります。
愕然としたり、ちょっとうれしかったり、、、、

システム思考の話です。

システム思考は、物事を全体的にシステムとして捉えて問題解決を図る方法です。

物事をシステムとして捉えるために、システム思考ではいくつかのツールがあります。

その一つが 『 時系列変化パターン図 』 です。

これは何か、要はグラフです。

気になるモノを対象とした時系列グラフです。

1年毎の身長グラフ
ひと月ごとの体重グラフ

前回水槽のお話をしました。週毎の水の濁り具合のグラフ
月ごとの売上グラフ

などなど、、、、

時系列変化パターン図を作る際は、例えば次のようなステップで作ります。

1.気になるモノ(変数)を決めます
2.縦軸に気になるモノ、横軸に時間をとったグラフを考えます(縦軸、横軸)
3.左を過去として今までの傾向や実測値を記します(過去のパターン)
  (どの位過去かは自分で選びます、3年、10年、12ヶ月なり、、、)
4.真ん中あたりに現在の値を記します
5.今から未来について2パターン記します(未来のパターン)
   ① このままで起こってしまうパターン(対策を取らないパターン)
   ② 目標とするパターン(対策をとるパターン)

ここまで書いて、じーっと見ると、、、、

過去は変えられないのですが、未来には、、、、、可能性が広がっています。

対策を取らないパターン と  対策をとったパターンが!

不作為であったとしても、対策を取らない時はどうなるでしょうか?
対策を取らないパターンになります。

「単に妄想の絵じゃないか」と思うかもしれません。
過去も未来も精度も良くないかもしれません。

精度が悪ければ精度を良くする、妄想で無いようにすれば、対策もとりやすくなります。

さらに、精度を良くしたり妄想で無いように皆で考えれば、どうなるでしょうか?

皆で同じ方向への問題意識やビジョンと言った思いを持てます。
皆とのコミュニケーションが良くなり、お互いの考え方が判ります。
そして、仲間意識や信頼関係が深まります。

時系列変化パターングラフ、、、、私も体重について書いて、、みましょうか。