柱に背丈を刻み入れたことはありますか?
小さな頃だと、半年で数センチ伸びます。柱の刻みが高くなって行きます。
中学から高校ともなると、1年でもそれほど身長は伸びないかもしれません。
さて、理想の身長があるかどうかは判らないのですが、私も含めて理想の体重といった数字があったりします。
健康診断とか、温泉に入りに行った時にそぉ~っと計ります。
愕然としたり、ちょっとうれしかったり、、、、
システム思考の話です。
システム思考は、物事を全体的にシステムとして捉えて問題解決を図る方法です。
物事をシステムとして捉えるために、システム思考ではいくつかのツールがあります。
その一つが 『 時系列変化パターン図 』 です。
これは何か、要はグラフです。
気になるモノを対象とした時系列グラフです。
1年毎の身長グラフ
ひと月ごとの体重グラフ
前回水槽のお話をしました。週毎の水の濁り具合のグラフ
月ごとの売上グラフ
などなど、、、、
時系列変化パターン図を作る際は、例えば次のようなステップで作ります。
1.気になるモノ(変数)を決めます
2.縦軸に気になるモノ、横軸に時間をとったグラフを考えます(縦軸、横軸)
3.左を過去として今までの傾向や実測値を記します(過去のパターン)
(どの位過去かは自分で選びます、3年、10年、12ヶ月なり、、、)
4.真ん中あたりに現在の値を記します
5.今から未来について2パターン記します(未来のパターン)
① このままで起こってしまうパターン(対策を取らないパターン)
② 目標とするパターン(対策をとるパターン)
ここまで書いて、じーっと見ると、、、、
過去は変えられないのですが、未来には、、、、、可能性が広がっています。
対策を取らないパターン と 対策をとったパターンが!
不作為であったとしても、対策を取らない時はどうなるでしょうか?
対策を取らないパターンになります。
「単に妄想の絵じゃないか」と思うかもしれません。
過去も未来も精度も良くないかもしれません。
精度が悪ければ精度を良くする、妄想で無いようにすれば、対策もとりやすくなります。
さらに、精度を良くしたり妄想で無いように皆で考えれば、どうなるでしょうか?
皆で同じ方向への問題意識やビジョンと言った思いを持てます。
皆とのコミュニケーションが良くなり、お互いの考え方が判ります。
そして、仲間意識や信頼関係が深まります。
時系列変化パターングラフ、、、、私も体重について書いて、、みましょうか。