ホールシステムアプローチの第3回です。
AI(アプリシエイティブインクワイアリ)やフューチャーサーチ、ワールドカフェ、オープンスペーステクノロジーなど多くの方が一同に会して話し合って何かを得るやり方を、ホールシステムアプローチ、全体システムアプローチと呼んでいます。
用途としては、
ビジョンを共有・構築する
問題を共有する
解決策を考える
こういった用途に使います。
一人二人であれば、何もこういった手法を使う必要はありません。
一人で考え、二人で話し合うだけで事足りるかもしれません。
また「独裁者が指示すれば良い」と腹をくくって進むのであれば、悪影響は出ると思いますが上司の指示のみで動くのもあり得ます。
大人数の利害関係があり、複雑な問題であればあるほど、ホールシステムアプローチといった手法を使って取り組んだ方が物事が早く根本的に進みます。
では、どの程度の規模までこういった手法で取り組めるのでしょうか。
数百人から1500人の規模で開催した例も世界的にはあります。
100人だと体育館、パシフィコ横浜で500人、1000人だと球場や競技場での開催となるでしょう。
では、日数は?
日数も規模も、実は目的や目標などによって決まってきます。
ただ、どうしても1日でということであれば、未来や問題の意識の明確化やざっくりとした共有となるでしょう。
一度に500人、1000人で開催することもできますが、何のためにその規模の人が集まってどうなりたいのか、ここを考えてみることも大切です。