気になる言葉、今回は「何のため」です。
「何のため」 目的ですね。
広辞苑では、
もく‐てき【目的】
(1)成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。
(2)〔哲〕意志によってその実現が欲求され、行為の目標として行為を規定し、方向づけるもの。
字解では、
「目」は目です。相手に対する最初の行為、精神的な交渉も意味します。
「的」は「まと」です。弓や銃で撃つ射的の「まと」です。
なぜ、この言葉「何のため」「目的」が気になるのかと言うと、、、、
何のためを明快に語れないことが増えてきている、からです。
失敗して反省する時を考えてみましょう、
「なぜこれをしたのだ!」と言うと、咎め立てているようです。物事の原因を問い詰める言い方です。
これはこれで必要な時もあるのですが、いつもいつも部下にこんな言い方をすると改善は進みません。
「何のためにこれをしたのか」と問うと、行動の目的が返答されます。目的が無い・薄いも判ります。
したこと(手段)が目的に合っていなければ、精度の良い改善が期待できます。
何のために、、、、、何をする。という意識付けがあれば、後でも今でも修正がききます。良い方向に進める確率が高まります。
ところが、
(いきなり、、、)、、、、何をする。と聞いたとしましょう。
周りからは「何で、それをするの?」と、突っ込みを入れたくなると思います。
仕事であれば、もしくは「良い行動・目的に沿った成果を出す」ためには、「何のため」を意識した方が良いです。
上司が部下に指示を出す時も、
「○○だから、これを明日までに、、、」と何のためを入れると部下も上司も指示の納得性が高まり、良い行動が期待できます。
「目的・何のため」は、いつも気にかけて、気にかけかけ過ぎることはない言葉です。